二周目、サン・ジェルマン編
フラン編が王道ストーリーだったので、心温まる系のゲームなんだなと思っていたけどそんなことはなかったぜ。
二周目からは攻略キャラを選んで章選択ができるので、キャラの好感度がちゃんと上がった状態で個別ルートから始めることができます。でもそのキャラ寄りの選択肢を選んだ時の反応を見たいので、三章から始めてみました。スキップを最速にしておけばさくさくです。
みんなに迷惑をかけられない…と家出をするところまでは共通ルートです。ここから先が個別ルートになるのですが、サン編は二人でサンの所有する別の屋敷に移り住むことになります。そこでサンに殺されそうになりました。ここは本当にナンダッテーという気持ちになりました。ここからは選択を間違うと即死badになるのですが、正解だとスチルが出るので、それを頼りに進んでいきます。
サンはカルディア抹殺指令を誰かから受けているようです。そして「私が生きていた頃」なんて言っているので、普通の人間ではないようです。まあ、サン・ジェルマンですしね。
その後、屋敷を抜け出したカルディアは、ルパン達がいる方の屋敷に向かいます。途中に森があって、前に通った時はずいぶん時間がかかったのですが、帰りはすぐに抜けられました。この森には魔法がかかっているみたいなんですけど、前に通った時はサンの迷いが影響していたのかなあ。そう考えると、逃げ出したカルディアがスッと通り抜けられたのは、速く逃げてというサンの心情を反映しているのかもしれない。
しかし通り抜けた途端、謎の甲冑に襲われるわけでね。心安まらないサンルートです。
そこに居合わせたヴァンとフランに助けてもらえましたが、ヴァンが怪我をしてしまいました。大砲に詰められて飛ばされても無傷のヴァンが怪我するとか、なにそれこわい。
その後、敵が屋敷を張っているっぽいから戻るのをやめ、ルパン達と落ち合う約束をしていたホテルに行きました。ここでサン以外の他のメンバーと再会し、今までの出来事を話すのですが、カルディアは自分の毒を何とかするよりサンとのことを優先したいと宣言します。サンは意に沿わないことをずっとやっているらしいので、その状態から解放したいと考えたようです。
サンとのことを優先するって宣言した時に、インピーに「サンを選んだのか」みたいなことを言われるんですけど、やっぱりカルディアはみんなのアイドルなんだなー。何か年の離れた兄達に可愛がられる小さな妹って感じ。
サンが過去に犯した罪というのは、黒死病の発生源となっていた村の人を皆殺しにしなきゃいけないのに、子供を一人見逃してしまったということでした。これは何とも言えないなあ…。この子供は母親を魔女狩りでなくしていて、身寄りがない子なんですよね。黒死病が流行った頃って魔女狩りの頃なんですな。スチームパンクって産業革命の頃だと思うんだけど、その頃なんかな。魔女狩りもえげつないからなあ。美人だと妬まれて嘘の告発をされることもあっただろうし。
黒死病は、ヨーロッパだけで一億人くらいの人の命を奪ったようです。一億というと日本の人口くらいですよね。見逃した子供も多分亡くなっただろうから、ここで見逃す意味はなかったと思うんだけど、顔見知りになってしまった人間を殺せないという方がまともな感覚だと思うので、どっちを選んでも仕方ない気がします。
でもただ見逃すのではなく、子供が死ぬまで山奥などで隔離して、一緒に暮らせば良かったんではないだろうか。あ、でも目的は人を殺すことではなく、感染を広げないってことだから、子供だけでなく村全体を隔離するというのもいいか。まあ商人や旅人の出入りもあるから、あまり現実的ではないと思うけど、それでも皆殺しというのは乱暴な話ですよ。
サンは自分が役割を果たせない者として殺されるか、カルディアを殺すという二択を迫られているのですが、もう自分が死ぬんでもいいかなーと思っています。カルディアもサンがこの選択を迫られていることを知っていて、どっちにしろ二人で一緒にいるという未来はないようです。
そんなわけで、サンと二人きりになれるという約束の場所に向かうカルディアでしたが、ここのやりとりは何だかせつなかったなー。あと、ちょっとグロ注意な展開があります。ここでカルディアは自分が死ぬんでいいよって言うんですけど、サンはそんなの無理ということで、自分が抜けた後にカルディアを襲うであろう組織の連中を片っ端から殺していくことにしました。ギャング物かな?
思っていた以上に血なまぐさい展開ですが、ヤンデレではないです。サンがそういうのを好んでいるわけではなく、所属する組織がそういう考え方なので、長く所属していた間に染まってしまった、という感じでした。
最終章の13章に入りました。ここで甲冑の騎士、ギネヴィアの正体が分かるのですが、アーサー王の妻かー!有名な人だと思っていたので、素性が分かって良かったです。この人も綺麗な人です。
アーサー王はよく知らないのですが、ギネヴィアは円卓の騎士の一人と不倫関係にあったみたいですね。私は不倫ダメ派ですが、政略結婚なら仕方ないかなあという気もします。別に好きで結婚したわけじゃないしな。でも女性の場合、跡継ぎを生むことを考えると不倫は厳しいでしょうね。知らずに王の血を引いていない子供が跡継ぎになったら困るだろうし。そう考えると女性は不便なものだ。
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というわけで、サンルート終了です。最後がもやっとした感じで終わるのはフランルートと同じですが、この設定ですっきり完全解決っていうのも変だと思うので、もやっと感が残る方が正しい気がします。
フラン編でも思いましたけど、敵対するキャラが悪ではないっていうのが良かったな。立場によって目指すものが違うだけなんですよね。フラン編でもそうでしたけど、敵対する相手が女性っていうのも何かいいんですよね。攻略対象はカルディアの兄みたいですが、敵対する人達は姉みたいな感じ。サブキャラが魅力的な作品はいいものだ。
共通ルートが長い、ラストがすっきりとは終わらない、という部分は気になりますが、前者は二周目以降全く関係ないですし、後者は最後までやってみたら変わるかもしれないので、今のところ不満はありません。それどころか、今までプレイしたオトメイト作品の中では、特別出来がいい。
オトメイトといえば、光るものはあるけど目立つ短所があるので総合的にはちょっと点数が落ちる、そんな感じのメーカーだと思うのですが、コドリアはそんな私のオトメイト観を払拭してくれました。オトメイトもここまでやれるんだ…!オトメイトはどうもなーと思っている人も、とりあえずこの作品だけはプレイしてみるといいんじゃないかな。ハッピーエンド好きには特におすすめです。
二周目からは攻略キャラを選んで章選択ができるので、キャラの好感度がちゃんと上がった状態で個別ルートから始めることができます。でもそのキャラ寄りの選択肢を選んだ時の反応を見たいので、三章から始めてみました。スキップを最速にしておけばさくさくです。
みんなに迷惑をかけられない…と家出をするところまでは共通ルートです。ここから先が個別ルートになるのですが、サン編は二人でサンの所有する別の屋敷に移り住むことになります。そこでサンに殺されそうになりました。ここは本当にナンダッテーという気持ちになりました。ここからは選択を間違うと即死badになるのですが、正解だとスチルが出るので、それを頼りに進んでいきます。
サンはカルディア抹殺指令を誰かから受けているようです。そして「私が生きていた頃」なんて言っているので、普通の人間ではないようです。まあ、サン・ジェルマンですしね。
その後、屋敷を抜け出したカルディアは、ルパン達がいる方の屋敷に向かいます。途中に森があって、前に通った時はずいぶん時間がかかったのですが、帰りはすぐに抜けられました。この森には魔法がかかっているみたいなんですけど、前に通った時はサンの迷いが影響していたのかなあ。そう考えると、逃げ出したカルディアがスッと通り抜けられたのは、速く逃げてというサンの心情を反映しているのかもしれない。
しかし通り抜けた途端、謎の甲冑に襲われるわけでね。心安まらないサンルートです。
そこに居合わせたヴァンとフランに助けてもらえましたが、ヴァンが怪我をしてしまいました。大砲に詰められて飛ばされても無傷のヴァンが怪我するとか、なにそれこわい。
その後、敵が屋敷を張っているっぽいから戻るのをやめ、ルパン達と落ち合う約束をしていたホテルに行きました。ここでサン以外の他のメンバーと再会し、今までの出来事を話すのですが、カルディアは自分の毒を何とかするよりサンとのことを優先したいと宣言します。サンは意に沿わないことをずっとやっているらしいので、その状態から解放したいと考えたようです。
サンとのことを優先するって宣言した時に、インピーに「サンを選んだのか」みたいなことを言われるんですけど、やっぱりカルディアはみんなのアイドルなんだなー。何か年の離れた兄達に可愛がられる小さな妹って感じ。
サンが過去に犯した罪というのは、黒死病の発生源となっていた村の人を皆殺しにしなきゃいけないのに、子供を一人見逃してしまったということでした。これは何とも言えないなあ…。この子供は母親を魔女狩りでなくしていて、身寄りがない子なんですよね。黒死病が流行った頃って魔女狩りの頃なんですな。スチームパンクって産業革命の頃だと思うんだけど、その頃なんかな。魔女狩りもえげつないからなあ。美人だと妬まれて嘘の告発をされることもあっただろうし。
黒死病は、ヨーロッパだけで一億人くらいの人の命を奪ったようです。一億というと日本の人口くらいですよね。見逃した子供も多分亡くなっただろうから、ここで見逃す意味はなかったと思うんだけど、顔見知りになってしまった人間を殺せないという方がまともな感覚だと思うので、どっちを選んでも仕方ない気がします。
でもただ見逃すのではなく、子供が死ぬまで山奥などで隔離して、一緒に暮らせば良かったんではないだろうか。あ、でも目的は人を殺すことではなく、感染を広げないってことだから、子供だけでなく村全体を隔離するというのもいいか。まあ商人や旅人の出入りもあるから、あまり現実的ではないと思うけど、それでも皆殺しというのは乱暴な話ですよ。
サンは自分が役割を果たせない者として殺されるか、カルディアを殺すという二択を迫られているのですが、もう自分が死ぬんでもいいかなーと思っています。カルディアもサンがこの選択を迫られていることを知っていて、どっちにしろ二人で一緒にいるという未来はないようです。
そんなわけで、サンと二人きりになれるという約束の場所に向かうカルディアでしたが、ここのやりとりは何だかせつなかったなー。あと、ちょっとグロ注意な展開があります。ここでカルディアは自分が死ぬんでいいよって言うんですけど、サンはそんなの無理ということで、自分が抜けた後にカルディアを襲うであろう組織の連中を片っ端から殺していくことにしました。ギャング物かな?
思っていた以上に血なまぐさい展開ですが、ヤンデレではないです。サンがそういうのを好んでいるわけではなく、所属する組織がそういう考え方なので、長く所属していた間に染まってしまった、という感じでした。
最終章の13章に入りました。ここで甲冑の騎士、ギネヴィアの正体が分かるのですが、アーサー王の妻かー!有名な人だと思っていたので、素性が分かって良かったです。この人も綺麗な人です。
アーサー王はよく知らないのですが、ギネヴィアは円卓の騎士の一人と不倫関係にあったみたいですね。私は不倫ダメ派ですが、政略結婚なら仕方ないかなあという気もします。別に好きで結婚したわけじゃないしな。でも女性の場合、跡継ぎを生むことを考えると不倫は厳しいでしょうね。知らずに王の血を引いていない子供が跡継ぎになったら困るだろうし。そう考えると女性は不便なものだ。
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というわけで、サンルート終了です。最後がもやっとした感じで終わるのはフランルートと同じですが、この設定ですっきり完全解決っていうのも変だと思うので、もやっと感が残る方が正しい気がします。
フラン編でも思いましたけど、敵対するキャラが悪ではないっていうのが良かったな。立場によって目指すものが違うだけなんですよね。フラン編でもそうでしたけど、敵対する相手が女性っていうのも何かいいんですよね。攻略対象はカルディアの兄みたいですが、敵対する人達は姉みたいな感じ。サブキャラが魅力的な作品はいいものだ。
共通ルートが長い、ラストがすっきりとは終わらない、という部分は気になりますが、前者は二周目以降全く関係ないですし、後者は最後までやってみたら変わるかもしれないので、今のところ不満はありません。それどころか、今までプレイしたオトメイト作品の中では、特別出来がいい。
オトメイトといえば、光るものはあるけど目立つ短所があるので総合的にはちょっと点数が落ちる、そんな感じのメーカーだと思うのですが、コドリアはそんな私のオトメイト観を払拭してくれました。オトメイトもここまでやれるんだ…!オトメイトはどうもなーと思っている人も、とりあえずこの作品だけはプレイしてみるといいんじゃないかな。ハッピーエンド好きには特におすすめです。
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