箱プレイ

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ローエン編+総括

 ローエンルートは入り方が分からないので、最初は攻略サイトさんのお世話になります。
 最初から始めなくても選択肢自体は出ていましたが、最初から始めると扉選択の画面でローエンも表示されるようになっていました。せっかくなので、そこのセーブはローエン登場前と登場後の二つのデータを作りました。
 ローエンはマキシスの配下らしいけど、マキシスってリツカの父親ですよね。ということはグリモワールが欲しいというより、リツカの保護を目的としているんだろうか。でも敵っぽいんだよなあ。マキシス復活のための生け贄に使うつもりなのかな。
 あとローエンのデザインが可愛いです。可愛いからポメラニアンになるんだろうか。メィジみたいな外見だとアフガンハウンドとかになりそう。

(ロ '∀' )「あなたの口の中から良い匂いがするから舐めてみよう」

 これだから犬ってやつは…。あいつら、いつも口を狙ってくるからな。
 アクマ勢達が一人ずつちょっかいかけてくるのを撃退するのですが、レムは乗り気ではないらしく、途中で引き返したりしています。
 襲われるたびにローエンが助けに来てくれますが、親密度が上がっているわけではなく、リツカのグリモワールを奪われないために来てくれているだけです。リツカの方は好感度が上がっているんだけどな。

 でもいつもは助けてくれるのに、シキのターンになるとリツカの後ろに隠れるローエンでした。こういう時だけポメラニアン気質を出すのやめなー。
 シキはローエンの魔力が残り僅かということを分かっていてこの戦いを仕掛け、目的通りローエンの魔力を枯渇させます。何とかシキの罠をかいくぐって帰還しましたが、ローエンは犬の姿に戻り、倒れてしまいました。仕方なくリツカはポメラニアンを自分の家に運び、そこで9幕が終わって10幕に入るのですが、普段なら攻略キャラの顔が出てくる幕スタートの画面がまさかのポメラニアンでした。ポメラニアンルートが始まってしまった…。悪くないよ。

【速報】ポメラニアンでダミーヘッドマイク音声。

 こんなの絶対笑うやつじゃん…。「クゥーン」じゃないよ。
 魔力が戻るまではこの状態ということでしたが、わりとすぐ復活しました。しかしリツカがローエンに好意的に接するのを、ローエン自身は快く思っていません。そしてリツカは単なるグリモワールの器であって、いずれ命を奪って取り出すんですよと言って突っぱねます。
 リツカはマキシスの気まぐれでできた子供に過ぎないので、命を奪っても問題ないと考えているようです。でもあの母親の感じを見ると普通に恋愛したっぽいんだけどなー。
 とりあえず11幕まで来ましたが、あまり関係性に変化はありません。

 悪魔もヴァンパイアもちょっかいを出してこないなーと思ったら、エクソシストがリツカをさらい、リンドやアズナも拘束してしまいました。宗教はろくなことをしない。
 そこにローエンが助けに来てくれるんですけど、リツカを庇ったアズナが死んでしまいました。ヒトルートでは何とか生き残っていて欲しい。全体を見るとアズナ生存ルートの方が多そうなんだけどなあ。

 余談ですが、父親達のCVが豪華です。リツカの父親だけ出てきてなかったんですけど、中田譲治さんでした。彼とは夢の中で会話をするのですが、リツカは相手が誰だか分かっていません。でもマキシスの方はちゃんとリツカが誰か分かっていて、「力が欲しいなら自分の中のグリモワールを使えばいい」と助言してくれました。我が娘よと最後に言っていたので、やっぱり娘が可愛いようです。
 目覚めたリツカは何かが吹っ切れたような顔で、グリモワールはくれてやるから母親を助けるのを手伝って欲しいとローエンにお願いします。ローエンは「そんなことをしたら死んでしまうんですよ!」なんて言ってますけど、あいつらを消し去りたい気分なんだと返すリツカです。これはカオス属性。
 しかしローエンはその意見には否定的です。迷ってるのか?

(リ '∀' )「私はローエンを大切に思ってるから、私を終わらせてくれるのがあなたならいいよ」
(ロ´・ω・)「もうあなたの心は決まってしまったのですか」
(リ '∀' )「うん。私はもう何とも思ってない」

 キレちまったリツカは追いかけてきたエクソシスト達を倒し、次にヴァンパイアの根城に二人でカチコミをかけに行きました。そこでピンチに陥った二人はマキシスのいる精神世界へと飛ばされ、三人でお話しします。リツカは二度目だけどローエンは初めてなので喜んでいました。
 ここでマキシスは、敵を倒してやるけどグリモワールを捧げろと言ってきます。あーこれは試してますよ。あっさり承諾するリツカですが、ローエンがその言葉を遮ります。マキシスは自分に逆らうなんてーと言いますが、ちょっと嬉しそう。
 そんな感じで親御さんへの挨拶も済ませた二人は、次の615年後に発生するグリモワールをマキシス復活のために使うことにし、それまで待つことになりました。ということは、次の犠牲者待ちってことですね。なかなか黒い展開。あとやっぱりマキシスはリツカの母を大事に思っているみたいなので、「人間となんて遊びですから( `o´ )」と言っていたローエンは考えを改めたようです。自分が人間なんてと思っていたからなんだろうけど、今は自分が人間を好きになっちゃったからな。

 好感度が高いアクマEDは、母親とリンドを救出したものの、二人の目覚めを待つことなくローエンと魔界へ行き、そこにあるマキシスの屋敷で次のグリモワールを待つという内容でした。つまりマキシスの後継者として、魔界で暮らすようです。
 続けて好感度が低いアクマEDですが、こっちは母親がヴァンパイア化してしまい、襲われたリツカがうっかり倒してしまいます。そのショックでグリモワールを自らに取り込んでしまったリツカは、破壊神みたいになって気に入らないものを全部消していくことにしました。ローエンはお供でついてくるようです。またぎと犬みたいなものですね。
 後日談ではレム達が、リツカが変わっちゃって怖いよねーみたいな話をのんきにしていました。君たちはいつも寄り集まって遊んでるな。

 続いてヒトルートです。こっちはエクソシストではなくヴァンパイアが敵になるようです。そしてアクマルートではリツカ視点だった終盤が、ヒトルートではローエン視点になってました。
 リツカがヴァンパイアに連れ去られてしまい、それをローエンが慌てて追いかけます。そんなローエンを見たウリエは、ローエンがリツカを好きだってことに気づくんですけど、メィジは「あ?何のことだ?」とか言っていて相変わらず可愛らしい。メィジはずっとそのままでいてくれ。そしてこっちではアズナが生存していました。
 その後リツカの母親が目覚め、マキシスとのなれそめを話し始めました。それに対して「悪魔が人間を好きになるわけない!」と動揺するローエンです。

 一方レム達のターンになり、レムがリンドとアズナを介抱していることが分かりました。だからもうこの悪魔達の善人っぷりは何なんだ。休みの日はボランティアとかしてそう。
 まずは好感度が低いヒトEDから見ているのですが、怪我をしたレムが逃げろとわざわざ伝えに来てくれました。善人過ぎませんか?菩薩だってここまで親切じゃないのでは?
 badなのでラストはせつない。ちょっとハチ公っぽいです。こんな可愛い感じのキャラにCV鈴木達央?って思っていたけど、こういうシーンはやっぱり鈴木達央が良いなあ。元気出して、ローエン…。次にちゃんと好感度が高いEDを見るから…。

 というわけで好感度が高いヒトEDに向かっているわけですが、思いが通じ合い、雨の中を二人でおしゃべりしながら歩いている時にむちゃくちゃツンデレを発動させるローエンでした。そして帰宅しようとしたら、レム達が母親をさらいに来てました。善人のくせに無茶しやがって…。さらう(保護)みたいなやつでしょ、どうせ…。
 しかしリツカも母親も渡さないとローエンが悪魔達と戦い始めます。悪魔達も大変だなあ。そして「腕を上げたな」なんて細かく褒めるレムであった。レムって多分犬好きなんだろうな。甲斐甲斐しく世話をする人は犬と相性がいいですからね。本当はケルベロス殺しも気が進まなかったんだろうなー。
 ローエンが自分ごと巻き込んでレムを死なせようとすると、レムはそれを止め、おとなしく帰って行きました。リンドとアズナも返してくれるそうです。最後にウリエが「こうなるとは思っていたけどね」と言うのですが、私もそう思ってました。レムはとんでもない善人だからな。

 というわけで全EDを回収したのでこれで終わりなんですけど、カード集めのトロフィーがないわけでね…。これが揃えばトロコンですが、死ぬほど面倒なのでもうトロコンはいいと諦めていたのです。でもトロフィー一個だけ足りないというのは気持ちが悪い…。だので、仕方ないから心底うんざりするまではカード回収をしようと思います。心底うんざりしたら途中で止めます。
 あと90枚かぁ…。でも逆に考えれば既に10枚は集めているってことだからね。このシステムを考えた人間はベッドの角に足の小指をぶつけろ。許さんからな。

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 何とかトロコンできました!全トロフィー獲得は22.5%の人がゲットしているようなので、意外と取ってる人が多いんだなー。EDはだいたい50%くらいなので、買った人の半分はクリアしているみたいですね。
 全体的にアニメ調の塗りなので、正直そこは最後まで慣れませんでしたが、絵自体はVitaminと違ってちゃんとしていました。まあRejetに絵は求めちゃいけない。シナリオはダークファンタジーと思いきやそうでもなく、わりとすっきり終わるルートが多かったです。でもシキとリンドはメリバ好き向けのルートかな。

 オススメ攻略順はウリエ→シキ→レム→リンド→メィジ→ローエンみたいな感じでいいと思います。シキとリンドは展開がハードなので、前後にまろやかな人達を挟むのがオススメ。この中で一番甘いのはメィジなので、きつかったルートのあとにメィジを挟むと良いと思います。粘着、拘束、不自由が苦手ならリンド、虐殺系が苦手ならシキがきついと思います。私はリンドの方が苦手でした。
 ウリエスタートなのは、特に重要な話が出てくるわけでもなく、そこそこ甘く、そこそこビターでこの作品全体の雰囲気を表しているルートだと思ったからです。あと事後っぽい表現があるのはウリエルートだけですが、まあいいかと流せる程度のものでした。
 最初にレム・リンドか、ウリエ・シキ・メィジかを選び、二種類のストーリーが進むという形になっていますが、個別ルートに入るときっちりシナリオが分かれるので、二周目以降に既読の多さで萎えることはありません。そしてレムかリンドをクリアするとローエンルートも開けるようです。

 もともとはウリエとシキが気になったから購入を決めたのですが、全員クリアしてみると意外とローエンが良かったです。でも思ったよりポメラニアンのシーンが少なかったなー!もっと欲しかったです。
 シキルートはえぐいというレビューを見たので楽しみにしていたのですが、それほどでもありませんでした。意外なのはリンドが相当やべー奴だったことです。こんなやばいとは思わなかったな…。アムネシアのトーマ以来の衝撃。

 作品のダークさでいったら絶対階級やアムネシアの方が上なので、ホラーとかサスペンス的なものを期待すると肩すかしを食うと思います。相手は悪魔ですが、わりと普通の恋愛ものになっていると思います。
 アニメや公式サイトを見て気になるキャラやキャストがいるなら、やってみる価値はあるのではないでしょうか。各ルート、長すぎず短すぎずでちょうどいいですし、キャラゲーとしてよくできていると思います。傑作というほどではありませんが、良作と言って良いと思います。システムも使い勝手が良いので、プレイしやすいです。
 強いて欠点を言うなら、カード集めのトロフィーがいらなかったというくらいかな。せめて50枚くらいで良かったです。100枚って。ちょっと面白いカードもあったけど。
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