箱プレイ

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最終回・ミサキルート

 もう終わっちゃうなんてヤダヤダ!
 意外にも、ミサキルートの京一郎はツンツンでした。他ルートでは感じが良かったのに、まさかの。しかもなんかミサキも千家みたいにガツガツ来ました。でもミサキはちょっと気の毒だな。何で京一郎はこんなツンツンなんだ。
 何かみんな京一郎には抵抗なくスッと触ってくるんだけど、もしかしたら京一郎は歩くと鈴みたいな音がするとか、桃とかメロンみたいないい匂いがするタイプなのかも。私のモテのイメージはそんな感じ。

 京一郎は見えるから、何とかしてくれって感じで来るんだろうなあ。
 このルートの幽霊、怖いな!!しかもなぜか上から目線で「接吻してもいいよ」とか言うんですけど、お断りです!ディーフェンス!ディーフェンス!

 衝撃の割烹着。なにこれこわい…。
 しかしこのルートの京一郎はおてんばだな。連れ込み宿に連れて行かれそうになったり、酒に酔って暴れたり、ツンツンだったり激しい。
 あと桃の飴ってのは何だろう。桃というと仙女の食べ物って感じだけど。あと根の国への道で起きた、振り返るなってやつはイザナギとイザナミのやつだな。醜女って言ってたし。こういう、○○するなって神話や伝説は各国いろいろあって面白い。もしかして昴后陛下って、イザナミの影響を受けてるのかな。

 湯の花はバブだった。この時代から炭酸入りってあったのかー。日本人は食事と風呂が好きすぎる。
 時雨、ミサキには風呂スチル、館林は風呂上がりのスチルがありましたが、千家の風呂スチルはなかった気がする。まあそういうストーリーじゃなかったけど、千家ともお風呂イベントが欲しかったなあ。どうせ悪いことしかしないんだろうけど。
 いろいろあってミサキが嘘を吐いていることを時雨に相談する京一郎なんだけど、言い方がカップルの揉め事にしか聞こえなくて、やだなにこれ…って感じでした。時雨とこういう感じって何だか不思議だな。前の周でさんざんいちゃいちゃしていたのに。

時雨「何か甘い匂いがする」
京一郎「多分、ミサキの匂いです」
時雨「は?」
私「は?」

 この段階でミサキに恋心を抱いている描写はないのにこれですよ。天然か。そういやよく考えると、館林や時雨相手だと結構最初の頃から好きっぽい描写があったけど、ミサキにはないんだな。何かミサキはお父さんみたいな感じ。
 そして黄泉醜女は名前のわりに結構美人だった。ここでわりと長めの祝詞?というか呪文を京一郎が言うんだけど、やっぱり中の人はうまいなー。長いし早かったし、はっきりしていてすごいなと思いました。
 ミサキは微妙に棒なので、京一郎の中の人のうまさが際立つ感じ。まあミサキってぶっきらぼうだから、この棒っぽさも合ってはいるんだけど。

 千家に話を聞き、京一郎にお願いをしにきたのは館林でした。まあ千家がきても余計に刺激するだけって思ったからなんだろうけど、館林が千家の尻ぬぐいをしている感じだなあ。
 大変だな、館林…。今初めて、館林に同情しました。館林は頑張ってるよ。あんな千家の世話までしているとか、大変だわ…。

 ところでこの大正メビウスラインってタイトルから考えると、何かがループするのかなと思っていたのですが、そんな感じのセリフが京一郎にありました。正確に言うとループではないんだけど。
 しかしただの学生が、どえらい事件に巻き込まれる話だなー。どうも京一郎が生け贄になるような流れっぽいんだけど、GoodとTrueしかないので何とかなるとは思うんですよね。
 こういう霊感の強い人って、どんな物語でも生け贄になることが多いけど、半分神の領域って感じなのかな。そういう能力がある人は賤民の出身で〜みたいな話をどっかで読んだ記憶があるのですが、変わった能力を持っているから迫害され、賤民に、なんてこともありそう。五本刀なんかそういう設定っぽいな。あと生け贄になるのはたいてい生娘ですよね。京一郎さん、性別の壁も超えるか。

 なんてことを考えていたら、童貞喪失展開が…!生け贄として機能しなくなっちゃう!意外とこれで助かるのかもしれん。
 結構ミサキも乱暴というか、むりやりっぽいんだけど、京一郎が受け入れているのを見てまた千家を思い出し、動揺しています。千家とは一体。でも後半は京一郎も優しくなってたよね(震え声)。
 あとミサキは一歩(@はじめの一歩)サイズでした。BLでしかも初体験でそのサイズは無理だろ…。昔見た映画で、男娼がビール瓶を入れられたって話があったけど、恐ろしい話やで。ビール瓶は入れたり頭を割ったりするものじゃないからね!飲み物を入れるものだよ!

 千家と館林が協力するとか、胸熱展開ですよ…!でもまあ軍人共の、天司が助かればいいやみたいな空気に幻滅したわけですが。このルートだと京一郎とはほぼ接点がないので仕方ないけどさー。
 あと昴后が何をしたいのか分からん。もう何周も何周もこのアホのせいでイライラしっぱなしですよ。殺せ殺せ!昴后は心臓発作を起こされたとかいって殺せ!これがRPGならスカッとしたんだろうけどな。

 ところで京一郎が刀の鞘って、ああ、BL的な…って感じ。引っ込んだところがある的な…。
 あとちょいちょい男娼とか、男好き的な誤解を周りの人にされるけど、どう見ても書生さんの格好だよね。コスプレかと思われたんだろうか。何か男娼っていうと女物の羽織とか派手で粋な格好をしてそうなイメージだけどな。
 そして京一郎と櫻子は仲良し兄妹だ。だいたいこういう、しっかりした気の強い妹のいる兄は可愛い。櫻子は兄が自慢だろうなー。そして婚期が遅れるんだ。兄より素敵じゃないと意識できないんだよ。

 というわけで、私の好きな感じのほのぼの日常EDだったGoodです。大団円って感じ。しかしまだTrueがあるので、次はそれを見ます。
 このGoodよりハッピーエンドっぽいEDってあるのかね。Trueは、ハッピーっていうより真相endなのかな。

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 Trueルートは根の国を固定するんだけど、これがメビウスの輪状になるんだな。Goodだと応急処置的に穴を塞いでいたけど、Trueでは時間を掛けて輪にするらしい。違いはよく分からないけど、まあ時間をかける方が安定しそう。
 そして何か黄泉醜女の帯が変わっている気がする。

 女の人の声とか、腹に刀とか、いろんなことが明かされました。そして京一郎が女にしか受け継がれない目を持っているということは、受だからなんだろうな、と勝手に納得しました。受はグレーゾーンだから仕方ない。
 アーーー!!!千家やばい。千家は昴后のペットだよ!千家に感じた受っぽさはこれか…。彼もまた人柱というか、生け贄なんだ。清い体じゃないけどな。巫女とかももともとは生け贄的な側面があったって言いますね。そしてだいたい、美しい生娘がやらされる。
 昴后は「日本をイザナミの国にする!」とかバカ言ってますけど、イザナミは黄泉に落ちた後は「地上の人間殺すわwww」って人じゃん。ということは、死者を増やしたいのかね。御上が戻るとか言ってるけど、昴后が死ねば簡単だったんじゃね?何なんだ、もう。一人で死んで一人で会いに行けよ。

 ところでこのED後が、本編よりも遙かに長いです。続きは2で!みたいな感じかと思ったけど、きちんと昴后と戦う感じ。そしてこのルートでは全員生きているので、共闘の雰囲気が熱い。そして双子可愛いよ双子。
 でもこれ、千家の死亡フラグが強すぎて回避できる気がしないんだけど、千家ルートじゃなくてミサキルートってのがきっついなあ。千家ルートなら何とかなりそうだけど。まあ千家は長く生きなさそうな感じはするんだよね。ヤダヤダ!長生きして!

 あ、やっぱり天司のどっちかが器か。楳図かずおの『洗礼』だな。この漫画はものすごく面白い。
 そして初めて薫と時雨の和やかムードな会話を見られたんだけど、くっそかわいい。大事なことなのでもう一回書きますけど、くっそかわいい。変な風に滾ってしまった。多分時雨は薫と合うと思う。時雨は世話好きだから、手間のかかる薫は多分可愛い。犬じゃなくて子犬って呼ぶ辺り、ちょっと可愛いと思ってるよね。
 どっちかというと弟じゃなくて兄が御上の器になるんだろうな、と思ったらやっぱりそうか。弟はスペアだな。天司弟が泣いている。声が可愛いから、余計可哀想。

 今日はここまで。一日で見終わるかと思ったけど、そんなに甘くなかった。

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 陰宮が、千家の心がなくなっている!と言うシーンからのスタートです。ああ、やっぱりこの子も異能なんだな。こういう無垢な子供は、何かの媒体になったり、この世とあの世の狭間とか、どこかの中間にいる感じ。
 そして千家はやっぱり姫のポジションだな。可愛いからね、仕方ないね。
 しかしストーリーがますますライドウっぽくなってきました。麻雀をやってお金を稼がないといけない。これがライドウなら結構スッと片が付くんだけどなあ。レベルを上げればいいわけだし。

 今の昴后って、元から人じゃなかったんだ…!そしてもともとの昴后と早い段階ですり替わり、子供は今の昴后の子供なんだ。蛇の化身なのかな。
 私はもとの昴后に蛇が取り憑いているだけで、子供は一応人間同士の子供なのかと思っていました。

昴后「伊織は呪詛体で孤独だったから、愛国に情熱の全てを注ぎ込んで、思い詰めて、可哀想な子」

 なにこれ、千家は可愛いことが仕事なの?彼も人柱だったわけだな。自分が何も生み出せないから、愛国に力を注いだんだね。寂しかったんだろうな。許す。
 千家の寂しがりっぽいところはルート中にちょいちょい出ていたけど、作中できちんと言及されて良かった。公式設定ってことだからね!まあこんな事情でもなければ、性格破綻者ってだけで終わっちゃうものね…。事情は大切。

 そういえば魔法詠唱前の呪文などって、その言葉自体に意味があるというよりは精神統一のためにあるんだと思うけど、このゲームの祝詞は言葉自体に意味があるみたいだな。
 そして昴后と特に戦うわけでもなく、普通に戻っていく旦那を追って根の国の門に入っていきました。ってか、始めからそうしていれば良かったんじゃね?自分から望むなら犠牲ってわけでもないし、win・winじゃないですか。蛇だから頭が悪いということなんだろうか。そのわりに小賢しかったけど。
 あと、魔界転生より帝都物語の方が雰囲気が近いかもしれない。私の中では同じカテゴリーだけど。

 アー薫はやっぱりTrueでもダメなんだ。雄真もダメかな…。まあ、今の状態は不自然だからなあ。転生を待つしかない。馨が子供を作れば、薫そっくりの子が生まれるかもしれないよ。その場合は、モンペにならないことを祈ろう。
 そしてまたスタッフロールでエラーですよ。

 この苛立ちをどこにぶつけたらいいのか分からない。でも千家は呪詛を抜いてもらったようなので、許そう。千家が幸せになれるなら何でも許すさ…。そして倒れた千家を館林が支えたわけですが、あえて書くけど、この二人はホモい。
 何となくずっと思っていたけど、Trueでの千家と館林のホモさには動揺を隠せません。まあ…そういうのでもいいよ、別に…。でも呪詛体じゃなくなったなら、子供を作れますね。
 倒れている千家は「何処かあどけなくさえある」とのことで、ニコッとなりました。

 Trueは一般向けのファンタジー物をプレイしている感覚だったので、突然ホモい展開になるとびっくりする。
 結局メインのストーリーでは京一郎は神様とくっつくので、これもある種の神への生け贄なんだろうな。そういうのってたいてい、神様との結婚という体裁だし。でも昔話で、本当に結婚して子供ができて幸せです^^vみたいなのもあったし、供物みたいなバージョンと、政略結婚みたいなバージョンとがあるのだろう。

 ああ、関東大震災ということで片がついたのか。そしてちったいミサキきたー!
 桃栗三年柿八年というので、大きくなるのは三年後くらいかね。そのくらいなら待てなくないだろう。ってか小さいって成人の姿のまま小さいんだ…。小さくなるってネタバレを見ちゃってたので、最後死ぬことはないんだとほっとしたのですが、子供になるのかと思って期待しちゃってたよ。おっさんがショタになる、って一粒で二度美味しい感じ。
 そしてミサキとできていることが、実家の家族にもバレている京一郎であった。京一郎、どんまい。

 これで大正メビウスラインも終わりです。最後にタイトル画面でオマケが登場していました。これでEDのBGMを聴けるらしい。
 あー千家EDの音楽なつい。SIRENのSDKのEDを思い出す。ゲーム内ではノーブルな雰囲気だった千家だけど、EDでロックになる辺りがいいですね。確かに彼の選択は常にロックだった。
 他の人のEDのキラキラした音楽と比較すると、何かじわじわ来る。千家だけ明らかにおかしいけど、そんな千家を私は応援します。千家はそのままでいいんだぜ…。

 アー寂しいなー。2来るかなと思ったら解決まで行っちゃったので、来るとしても別の敵が出てからだな。就職くらいまではEDで進行していたから、22歳くらいの京一郎が主人公で2を出してもいいんじゃないですかね…。まあFDでもいいけど。
 ラストは大団円って感じで良かったです。ラキドのイヴァンTrueみたいなことにならなくて良かった。あれも別に不幸な終わり方ではないんだろうけど、最後どうなったかとかそんなのはいいのよ。こういうのはリアルじゃないんだから、永遠に元気なままでいいの!
 あ、FDとか2では薫も復活して欲しい。幽体でも見えたり会話できるなら問題ない。

 今回つくづく思ったけど、やっぱり主人公が好みに合うって大事だな。乙ゲと違って声もあるし、キャラだけでなく声の好みも大事ですよな。京一郎の人はすごくうまいし、声も落ち着いていて良かったので、またこの声優さんがやってるゲームに出会えたらいいなと思いました。一般ゲーでもいい。
 そんな感じで京一郎の中の人推しになった私ですが、唯一主人公の声がないEDが多分一番好きです。京一郎が声を失うED。
 声が可愛いのに!と思いつつ、EDのスチルが好きでたまらない。ジレンマ。普通の青年なのに、だっこされているところがきゃわいい。声を失う、足が利かない系の展開はなぜかツボなので、そういうのが来てしまうと抗えない、抗いにくい!

 あと最後まで私は千家千家言い過ぎでした。千家からスタートし、千家で終わる。
 全部終えて分かりましたが、攻略なしの一周目から自力で千家ルートに入ってはいたみたいです。最初のレイプ展開までは見られていました。あまりルートに入ったって感覚がなかったので、誰のルートでも千家のお手つき後なのかなと思っていました。こわい。
 でもそんな千家だけど、最初から受っぽいなと思って見ていました。こういう超攻みたいなタイプは、一周回って受に見える。だいたいSキャラってプレイヤーの加虐心を煽るものですしね。千家は本当にいいSキャラでした。こんないいSキャラはそんなにいないから、大事にしていかないとな。

 あとパッケージの絵の段階ではそうでもなかったんですけど、実際プレイしたらかなり私好みの絵でした。今までプレイした乙ゲとBLゲーの中では、一番好きな絵柄じゃないかな。ただデザイン的にはそうでもないんですよねー。京一郎と双子はデザイン的にも好み。
 わりと乙ゲとかBLゲはポップで近未来的というか、弾けた雰囲気の絵柄が多いですけど、私はちょっと落ち着いた感じの絵の方が好きです。この大正メビウスラインの絵は落ち着いてますし、横顔の鼻のラインが綺麗なのがいいなと思いました。
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