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ウイルスとトリップルート

 スイッチが入ったのか、延々SMの話をしています。
 本編のウイルスとトリップEDに何か馴染みがあるなーと思ったのですが、この二人の話は男性向けの調教ゲームに似ているんですね。お気に入り、って程度の執着はあるものの、愛だの恋だのではなく、あくまで物というか、素材としての蒼葉が好きで、この蒼葉を自分好みに作り替える楽しさって感じ。
 BLに限らず、女性向けの恋愛物って基本、愛情がベースにあって、無理矢理でも愛があるから…みたいな感じになりますけど、ウイトリ相手だとそれがなく、稀有な例だなと思いました。

 ちなみに私は男性向けのエロゲですと、アリスソフトのダンジョンを潜る過程で女をこますやつか、調教シミュレーションしかやりません。ADVじゃなくてシミュレーションです。奴隷を鍛えてステータスを上げ、やれることを増やしていく、という内容です。
 多分、GSとかが好きな人には楽しめるんじゃないかな。やり方は同じです。勉強や運動の代わりに玩具で性感を高めたり、尻を拡張し、放課後に「一緒に帰ろっ!」って言う代わりに「今日の調教はお前な」と指名する、それだけの違いです。
 オススメは、DEEP2っていうゲームです。まだDL版はないみたいですけど、1はもうなっているので、2もそのうちなるんじゃないかなー。パッケージ版は入手が難しそうですけど、一応廉価版で出ています。

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 クリアbadほどひどい展開はないんじゃね、と思っているんだけど、どうかな…。あれはSMではなく、猟奇ネタだからなあ。
 私がスチルを埋めたいばっかりに、蒼葉を悲惨と分かっているルートに進ませるのが結構つらい。ごめんねごめんね、行かなくていいよ!そっちは怖いから行かなくていい!と全力で止めたい気分になってきます。でもスチルを埋めたい…!!

 監禁場所って外国かよ!!
 蒼葉を捕まえたのは、途中で抵抗を諦めたからとのことですが、やっぱりこの辺も調教ゲームらしい。
 調教ゲームにもいろいろありますけど、ある程度奴隷候補にも適性がないと無理だと思うんですよね。暴力で屈服させる系は凌辱系だと思うのですが、私はそういうのではなく、一つの作品として完成された奴隷を作ることが楽しいなと思うので、奴隷も気持ちよいし、調教師は作品ができあがって嬉しいという、win・winの関係が築ける作品が好きです。

 この場合、蒼葉も抵抗するのが面倒くさいから、流れに身を任せてもいいか…という、非常にMらしい感覚に陥ったところをドS共につけこまれた、って感じ。私の考えるSMって、SがMにひどいことをしてもいいとか、Sの自分勝手な振る舞いでMを振り回すとか、そういうことじゃないんです。やたら暴力とか暴言を浴びせたがり、そういう自分をSと勘違いしている人がいるみたいですけど、SはむしろMに奉仕する側だと思います。
 ウイトリは誕生日メッセージの時にも思ったけど、結構蒼葉に尽くすというか、可愛がってる感じなんですよね。SMって結局Mありきの関係だから、例えるならMは土で、Sは畑を作る人です。土がないなら畑は作れません。Sが適度に厳しくしたり、甘やかしたりしながら、Mをいい土にする必要があるのです。
 ウイトリは蒼葉に鞭を与えつつも飴とセットにし、そのうち鞭と飴の区別が曖昧になり、全て飴に感じるように蒼葉を作り替えていくんだろうな。典型的なSMの流れです。

 どっちかというとウイルスの方が徹底した調教師って感じかな。トリップはウイルスの言うことは聞くから、彼の行動もウイルスの手の内だろうし。ある程度トリップに自由にさせるのも、計算の内なんだろう。結構SM物でも、調教師と助手がいて、たいてい助手は調教師より大柄な男なんだよね。で、力仕事やセックスなどはその助手が担当したりします。だいたい巨根だし。
 ひい、昔のトリップきゃわいい。ウイルスはあまり変わらないけど、トリップは少年っぽさがあるなあ。そして垂れ目ですよ。垂れ目たまらんな。
 ああ、やっぱり昔の蒼葉が好きなんだ。今の蒼葉のことも好きみたいだけど、昔の蒼葉よりって感じではないみたい。

 ヘッドホンだと左右と分かれて声が聞こえてくるから怖いな。ダミーヘッドマイクで収録したんだろうか。そしてここで分岐です。ウイルスとトリップ一人ずつっぽい。最初はウイルスを選択しました。
 ウイルスのオールメイトは蛇の方か。そして準備してくださいね、とのことですが、スカトロじゃないだろうな…!流血沙汰とスカトロだけは受け入れ難い。
 あ、そういう話ではなかった。BLゲーだもんね、してもおしっこまでだよね。良かった。調教ゲームだったら大の方まで普通にありますからねー。モザイクかかるけど。風と木の詩でも、おしっこと嘔吐くらいまでだったよね、確か。BL系はもとは少女漫画なんだから、そこまでで良い。

 何となくだけど、ウイルスは情に訴えても絶対揺るがないと思うんですよね。この人は蒼葉が好きと言うより、蒼葉みたいなじゃじゃ馬を飼い慣らす自分が好きっぽいんだよなあ。でもトリップは、情に訴えればギリギリ何とかいけそうな雰囲気があるんだよね、なぜか。
 まあ帰してとか言っても聞いてはくれないだろうけど、痛いことをしないで、ってくらいなら言うことを聞いてくれそうな気がする。あと蒼葉を挟んだ二人もいいんだけど、ウイルスとトリップもホモくさい。

 ところでここでちょっとエロなシーンは落ち着き、ウイルスとトリップの過去の話が語られるんですけど、トリップがウイルスを真似してるんだ…!髪の色とか格好とかもウイルスに似せてきているらしい。
 えっ、なにこれホモなの?

 ウイルスルートを見終わりました。身構えていたけど、結構ソフトだなって印象でした。SMっぽいのだとかなり耐性があるので、そっち方面ならもっとえぐいことがあっても平気かなあ。ただSMには愛情は持ち込まない派なので、恋愛が前提のBLとは合わない気がするんだけど、badの続きと考えれば違和感はないかな。
 ウイルスが暴力に訴えない、というのも良かったです。SMに暴力はいけないのです。薬もダメです。自発的にMがおねだりするところまで鍛えることが楽しいのです。大事なことなので太字。あと、あんまり嫌がることとか痛がることを強要するのもいけない。
 暴力もある種の執着とか感情的な行動だと思うんだけど、執着とか感情的な行動を一切排除した静かな世界がSMだと思うんですよねー。

 タイトル画面に戻ったらウイルスが現れていました。何か顔色が悪いな、ウイルス。不摂生はいけないよ。なんかウイルスっていきなりパタッと死にそうで怖い。

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 次に分岐からトリップの方に行ってみます。どっちかというとトリップの方には行きたくないらしい。ざわ…。怖いのはこっちなんだろうか。トリップの方が優しそうだのに!
 何か細い金属の装備をつけられる、みたいな描写があったので、乳首ピアスは痛そうだからヤメテ!と思ったら普通の首輪だった。BLのSMは温くて助かるわぁ…。ノイズのちんこピアスはSM的には上級だけど、本人が自分でやったなら別に怖くないしな。強要されるのが怖い。

 ところでトリップはわりとはっきり、暴露さんの方が好みみたいだな。まあ昔の蒼葉が好きってことだから完全な暴露さんってわけじゃないと思うけど、普通のお兄ちゃんの方の蒼葉を壊すって言ってたから、今の蒼葉じゃ物足りないみたい。
 そういえば本編でも思ったけど、ウイルスの方が多少空気を読むとか、普通の人みたく暮らすテクはあるんだよね。で、トリップのわがままにも仕方ないなーって感じでつきあうっぽい。普段はウイルスの方が偉そうなんだけど。
 トリップは他人の言うことを聞くのは嫌いそうなんだけど、何でウイルスの言うことは聞くんだろう。怖がってはいないようだし、好きとかでもないだろうし、何も考えていないんだろうか。何かトリップは空っぽな感じがする。

 トリップもウイルスとの話をしてくれました。「犬が飼い主を認めたみたいな感じ」だって。何かでも分かるな。犬は相手がダメだと思ったら舐めてくるみたいだし、愛情とか何だとかってだけじゃ服従させるのは無理なんだよね。自分を犬に例えるくらいだし、トリップを服従させることは可能っぽい。
 トリップの部屋に来るのが怖いのは、ライオンのオールメイトのせいなのか。いつもいる蓮きゅんとは違うもんね…。まず顔がでかい。ウイルスと違って、トリップは結構暴力的だしなー。親指で虫を潰す子供みたいな無邪気さがあるらしい。
 そういえば私も子供の頃、タニシを足で踏んで潰していたんだけど、シャリって感触が気持ちいいってだけの理由だったな。子供ってやつは何て残酷なんだ…!!まあ虫などはいまだに気持ち悪いからって理由で潰すけど。カンダタにはなれません。

 でもライオンって言っても機械だし、マスターの指示で動くわけだから、ライオンって言うかトリップが怖いんだよな。私はてっきり異種姦が来るのかと思っていましたが、セフセフ。
 あーでも、ぼかしているだけでしているのかな。ウイルスの方は異種姦してましたよね。でも、隠れキリシタンの女を棄教させるため、牛馬と番わせるというシーンがある漫画を昔読んだことがあるんですけど(ちなみにBL漫画でした)、それに比べたらこれはまだセフセフ。オールメイトだから、暴走することはないだろうし。
 でも、BLで異種姦とダルマとスカトロはいらないです。エロのバリエーションは体位くらいでいい。

 紅雀とかノイズがあんなに大事大事にしてきた蒼葉が、別ルートではこんなことになっているって何か不思議。全く別のゲームをやっている感じだな。
 次は最後の蓮きゅん。
 goodがあるからいいけど、蓮きゅんのbadも怖いよー。あー、ノイズをラストに回すんだった!ノイズはbadでも優しかった!紅雀もまあまあ優しかったけど!
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