箱プレイ

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一周目、信長EDで終了

 信長はドヤってなんぼ。
 例に漏れず、下天の信長もドヤってました。でも良くも悪くも男らしいというか、プレイボーイっぽく口説くわけでもないし、赤面するわけでもないので、納得の信長像で安心しました。さすがコーエーや。
 とにかく一番心配していたのは、信長が信長っぽくないということでした。ゲームですし、多少のデフォルメはいいんですけど、単なるイケメンになっちゃってたら嫌だなと思ってたんですよね。でもそういうことはなかったです。

 ゲームの形式はコルダとほぼ同じで、まず前提があり、これは全キャラ共通です。それとは別に各キャラごとのイベントがあり、アイコンをクリックして見ていくことができます。これで親密度が上がったり下がったりします。
 でもコルダと違い、複数同時攻略は不可能です。途中まではやれますが、4話くらいから完全にルートが分かれるので、「このイベントを見たら他キャラのルートにはいけません」とキャラ情報のヒントに出ます。だので、一キャラずつ攻略していくのがいいと思いますが、それだと親密度がすぐ上がって後半暇になるので、序盤だけ二人くらいの好感度を上げ、途中から分岐する、という進行がいいと思いました。

 ところで信長のCVは、個人的に思い入れの強い声優さんなので、久しぶりに声を聞けて嬉しかったです。私はほとんどアニメを見ないんですけど、今まで見たアニメの中で一番面白いと思った作品の主役を、松風さんがやってらしたんです。
 ヒートガイジェイっていうのなんですけど、わりとタイバニみたいな雰囲気の作品なので、タイバニ好きだったら面白いと思うんじゃないかなー。スタッフはエスカフローネの人達です。

 で、ストーリーですが、主人公は明智光秀に雇われ、光秀の妹ということで安土城に潜入し、そこで起きている異変について探ることになったくのいちです。異変は忍びによるものらしく、そのため忍びは取り締まられているので、主人公は自分の本性を秘密にしています。
 そういう前提でストーリーが進むのですが、途中で光秀が裏切るようなあやしい動きをしたりしつつ、本当の黒幕が明かされます。しかしその黒幕も捕まり、めでたしめでたしという感じで、安土に滞在していた家康も秀吉も安土を離れ、信長も上洛することになりました。

 ここで秀吉が長州に向かう、という話があって、あれ?と思っていたら、案の定、信長は本能寺に泊まりました。これはもしや…でも信行が生きている時代だし、本能寺に泊まるのはあの一回だけじゃないし、別に珍しいことじゃないはずだよね…と思いながら進行したのですが、まさかの敵襲。
 更に光秀が「信長さまを助けに行きますね^^v」とか言い出したわけで、なにこの死亡フラグ。どうあがいても絶望じゃないですかーやだー。

 ちなみに本能寺の変の時に信長が本能寺にいた理由って、毛利討伐中だった秀吉が、「自分じゃ力不足なので、最後は殿に出てきて欲しい」と言って信長を呼んだかららしいですね。本当は秀吉一人でやれたけど、殿に花を持たせるためにそういうお願いをしたようです。

 敵は本能寺に火を放ち、信長達は絶体絶命の状態になりました。でも信長は何とか蘭丸を逃がし、主人公にも逃げろと言うのですが、主人公は一緒に行く!と言って信長についていきます。正直ここは、あー選択ミスって死んだわーbadだわーと思いましたが、何とここで主人公が覚醒し、鳳凰に変化して空から信長と一緒に逃げることができました。
 何で鳳凰かっていうと、信長が鳳凰に例えてコクってきたからです。コクるっていうか、「お前、余のものな」みたいな感じでした。その時の主人公が赤面してて可愛かったです。くのいちなんておっぱいが大きいか触手攻めされてるイメージしかなかったけど、このくのいちはピュワなくのいち。

 光秀ですが、結論から言うと裏切ってなかったです。でも8割くらい裏切るつもりだっただろうな、と思っているので、彼の発言は全然信じられません。特に下天の光秀は松永久秀並みに裏切りそうな雰囲気なので、裏切られないと逆にモヤモヤします。
 主人公のほたるは信長に求婚され、光秀の妹という形で結婚することになりました。しかも正室です。忍びの里は「エーマジで…」みたいな雰囲気でしたが、プレイヤーも「マジで…」って感じでした。でも乙ゲですから、側室で迎えられるなんて夢のないEDはノーです。

 音楽もせつない感じで素敵ですし、演出も盛り上がるのですが、ネオロマはやっぱりラストがちょっとあっさりですね。でもまあ、このくらいで良いです。長々と告白シーンを見させられても退屈なので、それはそれでいいのですが、何か順風満帆すぎて物足りない感じはしました。
 このゲームは親密度以外に疑い値みたいなのがあって、相手がほたるを疑うと増えていき、マックスになるとbadみたいな感じらしいんですけど、これを適度に上げた方がスリルのある展開になるのかもしれません。私はこれを極力下げるようにしてプレイしたので、何か波のない順調な恋愛になってしまいました。

 面白いか面白くないかっていうとわりと面白いんですけど、このルートに限って言うと凡作かなあ。パッケージを見る限りだと、信長の扱いは大きいみたいですよね。でももしこれがメインのルートだったら、他のシナリオにあまり期待できないなあ。
 決してつまらないわけじゃないんですけど、単調というか、あ、こんなものかー…という感じでした。でも光秀も多分メインに近いキャラだと思うので、光秀ルートをやるまでは何とも言えないですね。
 でも、次は設定が面白そうな、家康を攻略したいと思います。
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