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バサラルート感想+総評

 四谷もだけど、バサラも休日イベントの段階からエロです。
 休日イベントといえば、バサラの洗濯イベントのスチルはシュールでじわじわきました。なぜこれをスチルにしようと思ったのか。でもそのセンス、嫌いじゃありません。

 伐折羅かわいくない…。一番可愛いのはペラペラの時だな。一人称が私になってるし。でも僕じゃおかしいか。中の人は同じなんだろうな、多分。でも全然違います。普段は神学校のマイケルさんみたいなのに、伐折羅の時はちょっとおっさんくささもあるイケボでした。
 まあおっさんくさいのはいいんだけど、伐折羅はSっぽい感じがちょっとなあ。天現寺橋を淫乱とか言っているのを見ると、気持ちがどんどん静かになっていきます。ぶっちゃけ天現寺橋は淫乱だと思うけど、自分でそう言っちゃう天現寺橋に「やめなよ」って言う上大崎の方がいいな。

伐折羅「お前が孕むまで注ぐ」

 種あるのかよ。それ以前に、おのこは孕みません。
 翌日、ペラペラになったバサラが謝って来ましたが、もう永遠にこの姿でいい。あれっ、もう終わった!早いな!バサラは何か秘密のある暗いルートかと思ったけど、隠しというかおまけって感じでした。
 分岐に戻ってもう一方の選択肢を選ぶと、可愛い方とのいちゃいちゃシーンを見られました。これはいつものエロシーンという感じ。ペラペラとのシーンはないんだな…。

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 これで全ルート終了しました。何となく全体的にコンパクトというか、短かった気がするんですけど、1キャラにつきがっつり三日くらいかけて攻略していたので、実際はそんなに短くなかったと思います。
 共通ルートと個別ルートがはっきり分かれているおかげでメリハリがあって、途中でだれることがなかったのも良かったです。これってかなり素敵なことです。だいたいどんなBLゲーも乙女ゲーもだれる時間は必ずありますからねー。スキップが早いのも◎。

 エロは明るくねちねちしてないので、さっぱりした印象でした。天現寺橋があっけらかんとしたキャラだというのが良かったのかも。BLのノリというより、エロゲのノリに近いかなあ。ヤンデレとか悲惨すぎるbadみたいなのもなく、遅延badも一回だけであとはほぼ即決だったのも攻略しやすくて良かったです。
 ときどき、何と戦っているんだというくらい複雑な攻略が必要になるゲームがありますけど、こういう、話を読んでいく形式のゲームに複雑さは求められていないと思うんですよね。このゲームは親密度が上がったこともきちんと表示してくれますし、親切設計です。

 それと、この作品は私が今までプレイしてきたBLゲーと違い、ドラマチックな展開はそれほど多くなく、どっちかというと日常系でした。各キャラとの恋愛過程に回復と救済のテーマは盛り込まれていますが、あくまで日常の範囲内という雰囲気です。
 陰陽師だったり、妖が出てきたりするのにおかしな話ですけど、妖もハムをお土産に持ってきてくれる世界ですからねー。まあ異世界が出てきたり化け物が出てきたり等々、日常系?って感じではあるんですけど、雰囲気がそんな感じです。多分、登場キャラ達の日常だからかな。彼らにとって一連の出来事は事件ではなく、普通のことなんだと思います。

 一番萌えたのは目黒ルートでした。最初は乱暴な人にしか見えませんが、実は情が深くていい人です。猫を拾う不良みたいなタイプ。
 キャラとしては上大崎かな。上大崎ルートも目黒ルートも、いたずらに人が死んだり、不幸にならなかったのが良かったです。どっちのルートでも、人って案外タフで、制限された環境でも幸せを見出すことができるんだなあ、と感慨深かったです。

 四谷ルートは最初から最後までずっと鬱、という感じでしたが、四谷のアンニュイな雰囲気には合っていました。ビジュアル的には四谷が一番好きです。
 バサラルートはイベント程度の短さでしたが、全編通して彼の明るさに救われました。バサラがいなかったら、多分どのルートも暗い印象になったと思います。個人的に、上大崎に冷たく当たるところが好きです。でも大きいやつは可愛くなかったな…!

 というわけで、おまけを見てみます。まずは上大崎から。

 結婚式から始まった件。
 本当にこの二人は結婚ネタが多いな…。そして上大崎は、本気で天現寺橋と結婚したそうなところがキモかわいい。そういうところ、今後も伸ばしていって欲しい。

 四谷編は狐とのほかほか生活からスタートしました。何だろうな、このほかほか感。嫌いじゃありません。そして、で、出ー!呼び鈴を鳴らして玄関から入る妖奴−!wwwちょっと笑ってしまった。壁をすり抜けたり、異空間に繋がる穴から出入りとかじゃないんだ。
 今回も狐がいい働きをしてくれて、バサラも寂しくないようで良かったです。しかしゲームとは…。
 妖もだんだん現代に毒されてきてるんだな。多分、夜中にお菓子を食べたくなったら、コンビニに行ったりしてる。

 次は目黒編。
 カフェに寄ろうとしたら財布を忘れた天現寺橋が、ちょうど目黒の家の近くにいたので訪ねていくという話でした。ついでにご飯も強請ろうとか思っていて、天現寺橋のこういう、ちょっと図々しいところは本当に可愛い。
 プレイ前は天現寺橋ってクールな小悪魔系かと思っていましたが、真逆ってくらい違いました。がさつだし、何事も直球だし、結構男らしいです。

 次はバサラです。バサラって何か、ちょっとアホで可愛い奥さんみたいなところがありますよね。嫌いじゃありません。
 今回はお医者さんゴッコでした。他のキャラはキスか事後だったのに、バサラとはがっつりエロシーンがありました。コスプレ好きだな…。バサラっていつもエロなことばかり考えている気がするんだけど、これって呼び出した天現寺橋の性格を反映しているんじゃ…と何となく思いました。

 あれ、全イベントを見たはずなのに、シーンコレクションで一枠空いている。多分『霧隠れの真実』の依頼だと思うんだけど、これ受けたのになあ。もう一回やり直しても追加されないし、バグかもしれません。まあ…いいか。
 特典のドラマCDもチェックしました。内容は普通かなー。四谷編はちょっとせつない感じもありましたが、鬱とか暗いとかではないので、ゲームと同様、楽しい気分で聞けました。

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 全イベントを見て、特典チェックも終わりました。面白かったし、概ね満足なのですが、ここが最高に萌えた、と言えるシーンがないのはちょっと残念だったなあ。そのせいで余韻が残らず、回想を見たり、やり直してみたりする名残惜しいタイムというのが存在しませんでした。
 不満に感じるシーンもなかったんですけどね。綺麗にまとまりすぎたのかなあ。タイプとしては神学校に近く、話の完成度は高いけど萌えは少なめ、という感じでした。

 面白い話と萌えを両立させるのは難しいのかなあ。話が面白いといちゃいちゃしている仲良しシーンはやや飛ばし気味で、早く本筋に戻りたいと思うんですよね。神学校でもそんな感じでしたし、エロゲでもそういうことがよくありました。決して萌えがいらないというわけではなく、むしろ萌えは必要なんですけど、何だろうな…。私に情緒が足りないのだろうか。
 そんな感じで、プレイ後の気持ちは満足感でいっぱいなのですが、BLゲーとして萌えが足りたかというとそうでもなく、そのせいか余韻は残らなかったです。でも面白いゲームだと思うので、FDや2などが出たら購入したいと思います。まだ続きを作れそうな終わり方だったから、2を期待したい。
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