箱プレイ

　遙かというと、かなり昔に1をプレイしたっきりなのですが、戦闘が面白くない、話に笑いどころがないという理由で、もうこのシリーズをプレイすることはないと思っていました。こういうジャンルのゲームにはカオスと笑いを求めるので、真面目に恋愛するような純愛ものや泣きゲーは一切やりません。
　それなのになぜ再び遙かに手を出したのかと言うと、体験版が面白かったからです。家庭用の乙ゲで体験版って珍しい気がしますけど、購入を迷っている時にはいいですね。出来が悪いと逆効果ですけど、そういうところは体験版を作らない気がするし、体験版を出す、というだけでメーカーの自信が伝わってきます。

　というわけで内容ですが、戦闘はカードバトルっぽいので、1にわりと近い気がします。だので特に面白さはありませんが、サクサク終わるのでストレスはありません。でもできればここは、敵グラとかアクションが見られる、RPGっぽい作りの方が良かったなあ。戦闘ものは、敵の動きを見るのも楽しみなんですよね。
　でもまあ、初めての人にも分かりやすいし、タッチパネルと相性が良さそうなシステムだと思います。ちなみに私はVITAでプレイしていますが、やっぱり画質や音質がとてもいいです。あーVITA版のコルダをやりたい。

　体験版は鬼達と暮らし始めた辺りでやめたのですが、製品版をインストールしてから体験版を削除し、プレイし始めたところ、体験版で見たメッセージは既読扱いになっていました。システムファイルが別に残っていたみたいです。一応体験版のセーブデータもそのまま使えるらしいです。相変わらず快適なシステムです。
　一周目は自由にやろうと思うので、選択肢も好きなように選んでいますが、結局体験版の時と同じ選択肢になることが多かったです。あまり勝ち気なタイプは好きじゃないんですけど、めそめそするのも好きじゃないので、わりと無難な選択肢を選んでいます。

　そして攻略対象ですが、最初にまず鬼達に連れ去られるので、どっちかというと鬼寄りになりますね。多分、途中で軍に連れて行かれると思うので、今のうちにできるだけ好感度を上げておこうと思っているのですが、まんべんなくいくか、ある程度絞るか悩み中です。
　今のところ、ルードハーネが一番かなと思うのですが、顔で言うとダリウスが好きなんですよね。全然好みじゃないのが政虎ですけど、変化が面白いタイプだと思うので、気になります。

　一番気になっていた主人公の声ですが、ゲーム内では戦闘時のかけ声くらいでしか出てこないですし、斎賀さんがかなり頑張って高い声を出してるので、可愛くない主人公という感じはしませんでした。私の好きな、ふわゆるガーリーな感じでは全くないですが、遙かシリーズはもともとそういう主人公じゃないし、こんなものかな。でも萩尾九段に声のトーンが近いので、斎賀さんはやはり攻略対象の方が向いていた気がします。
　あと今公式サイトを見ていたのですが、萩尾九段が19歳だと…？何だよ！がっかりだよ！若く見えるのに年が行っている方が良かったな。

　ダリウスも意外と若くてちょっと残念だったのに。政虎はアラサーでした。それなのにあんなやんちゃなんだな。今私の中で、政虎株がグッと上がりました。意外性はいいものです。有馬くんがちょっと他の人より背が低そうな感じにも、わりとグッときています。
　おっさんキャラが好きなわけではなく、年がいっているわりに子供っぽいとか、若いのにしっかりしているとか、そういうギャップがあるキャラが好きです。見た目は青年系が一番好きなので、学園ものより成人キャラが多い作品の方が好きです。