箱プレイ

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隠しキャラルート+総ざらい

 幸薄系男子。
 隠しキャラは香賀梅ノ介です。離婚したトラウマから、恋愛に臆病になっているようです。
 年齢は、ゆのはより一回り以上年上みたいですね。ゆのはが小さい頃に旅館に来たことがあるので、今回は久しぶりの再会です。離婚は二年前くらいらしく、嫌いで別れたわけではないので、まだ微妙に未練が残っているようです。

 そんな梅さんが久しぶりに福寿楼にやってきて長期滞在するのですが、再会から恋愛感情が湧くまでの期間が結構短いので、ほとんど一目惚れみたいな感じです。まあ隠しキャラですし、尺も短めなので仕方ないかな。
 内容は年の差があること、梅さんが恋愛に嫌気がさしていること、別れた奥さんの存在などが中心で、全体的に悩み事の多いルートでした。まあ好きになるまでの期間が短いだけあって、悩み期間も短く、わりとさくさくと恋愛関係になるのですが、そんなさくさくならさっき悩んでいたのは何だったの!と突っ込みたくなる感じでした。何か二人の世界でぐるぐる回っているのを遠目で眺めているような、わりとプレイヤーおいてきぼりのシナリオです。

 じゃあつまらないかというとそうでもなく、印象としては他キャラと変わらないので、全体的に穴のない作品といえるんじゃないかな。でも面白いかというとやっぱりそうでもないので、欠点はないが、長所が少ない、そんな感じの作品です。
 それと梅さんのルートではある攻略対象との三角関係みたいな感じになるので、そういうのが苦手な人は要注意です。私は三角関係が本当に嫌いなので、これがなければもっと面白いと思えたかもしれません。他のルートではそうでもなかったのに、何でここで三角関係を持ち出すのかなー。そういうのいらないです。でも、前の奥さんと泥沼になるという安易なシリアス展開にならなかったのは良かったと思います。

 自力攻略でED1を見たので、次は攻略サイトさんを参考にさせてもらってED2を見ます。

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 というわけで、全ルートが終わりました。温泉旅館ものということで、旅館の料理やお風呂など、いい旅夢気分的なシーンを期待していたのですが、そういうシーンはほとんどありませんでした。メインはお客に対しての従業員のもてなしで、旅館ものというよりは人間模様を描いたドラマみたいな感じです。
 作中でも言われていますが、お客の事情にちょっと立ち入りすぎな場面もちょいちょいあるので、そういうのが苦手な人は要注意です。個人的にはこういう旅館は嫌なんですけど、作品に出てくるお客は他人との交流を求めている感じの人達なので、プレイをしていて嫌な気分になることはありませんでした。

 何周もすると、共通ルートに出てくるお客の話に飽き飽きしてきますが、三周くらいだとまだ見たことのないメッセージも出てきたりするので、全く同じ話を何周もする、というわけではありません。それとスキップが早いので、同じことの繰り返しになっても苦痛を感じることはないと思います。それ以外にもチャプターを選択して途中から攻略というのもできますし、システム周りは隙がなく、非常に快適です。システムに関しては三国恋戦記が最高峰だと思っていましたが、それを超えるレベルで快適だと思いました。
 こういう良さがあるので、ゆのはなは微妙と言いにくいんですけど、でもやっぱりストーリーはパンチがないというか、残る物があまりないお話だったと思います。主人公のゆのはは可愛いんですけどねー。

 私はゲームに限らず何でも、短所があるから長所が輝くと思っているので、バランス型よりは長短はっきりしたものが好きです。だのでゆのはなへの評価は低くなってしまうのですが、バランス型が好きな人にはこれほどしっくりくるゲームもないと思います。ゆのはなはバランス型です。
 そんな中で異彩を放っていたのは直昌ルートだと思うのですが、公式の人気投票の結果は直昌が最下位だったので、やっぱりバランス型好きの人が多くプレイしていた作品なんだろうな。直昌はちょっと病的な雰囲気もあったので、ゆのはなっぽくないキャラだと思います。

 私が面白いと思った順に並べると、金ちゃん>直昌>高平>梅さん>宏太かな。好きか嫌いかで言うと高平がぶっちぎりで嫌いなんですが、ルートとしてはなかなか面白かったです。
 金ちゃんはやっぱりメイン王子枠という感じなので、一番しっくりくる展開だったし、ラブコメらしくて良かったです。やっぱり一作に一ルートはこういう、普通のラブコメがあると安心しますね。
 おすすめ攻略順は、宏太→直昌→高平→金ちゃんかな。高平と直昌は、苦手な方を後にするといいと思います。
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