ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season(DS)
公式サイト:ときめきメモリアル Girl's Side 2nd Season(DS)
シナリオ …■■■■■
システム …■■■■□
グラフィック …■■■□□
キャラクター…■■■■■
一番好きなキャラ…瑛
良い…楽しいパラ上げ、他にないシステム
悪い…音質、服がださい
シナリオ …■■■■■
システム …■■■■□
グラフィック …■■■□□
キャラクター…■■■■■
一番好きなキャラ…瑛
良い…楽しいパラ上げ、他にないシステム
悪い…音質、服がださい
《総評》
攻略対象の着ている服がださい、自分の服もださい、相手の気に入らない服を着ていくと「何だそれ」って言われるけど、お前こそ何だそれ、服の属性をつけにくい、ワンピースの上にコートを着られない、着物の色の選択肢が緑と茶のみの年がある、音が悪い、服がださい、服が本当にださいと鉛筆で書いていたら芯が折れるほどガリガリ書き込みたいですが、私が今までプレイした乙ゲーの中で、これが不動の一位です。今後もGS2を抜くゲームは存在しないと思います。
GS3→GS2の順でプレイしたので、服がださいことに関しては途中で挫折しそうになるほどつらかったですが、それでもGS3以上にプレイしました。茶色の着物を着ながら。
今までプレイした乙ゲーの中で最も好きなゲームがGS2で、一番好きなキャラは瑛です。でも瑛がいるからこのゲームが好きというわけでもないのです。
GS2のいいところは、いろいろな要素を盛りすぎなかった、しかし必要な部分はきちんと押さえてある、という点にあると思います。GS3ではやることが多くて大変、一周がとても長く感じる、と思ったのですが、GS2はあまり怠くなることもなく、楽しい内に終わってしまうという感じでした。
それと、やっぱりライバルがいることや、爆弾などの適度な緊張感が私の性に合ったのだと思います。逆にこういうのがあまり得意でない人は、GS2はいまいちかもしれません。
ライバルの良いところは、自ら時間をかけなくても、目当てじゃないキャラの好感度を下げることができる、という点です。わざわざデートをして好感度を下げる選択肢を選ぶ、なんていうのは時間もかかって面倒くさいですし、あまり楽しい作業じゃありません。
しかしライバルと親しくすれば、ライバル宣言→誤解だよ!と選ぶことで、高まっていた目当てじゃないキャラの好感度を友好まで抑えることができるのです。これがなかったGS3だと好感度はただ上がっていくだけなので、パラを上げすぎると面倒なんですよね。
忙しいのにデートに誘ってくるし、断るのは心が痛むのに断らないといけなくなるし、イー!となることが、GS2では減るのです。ただし、ライバルのいるキャラに限りますが。
ライバルキャラは友達という面もありますし、対象キャラを好きなもの同士という不思議な繋がりも感じるので、私はわりと好きなシステムです。取り合いになるのは楽しくないので、お目当てのキャラにライバルがいる場合は極力仲良くしないようにしましたが、ライバルとの仲直りイベントもいいんですよねー。
それと爆弾ですが、これは目当てじゃなかったキャラがどんな人なのかを知るいい機会になると思いました。実際、デートだと意外と氷上くんは感じのいい人なんだなーと思い、次の周では氷上くんを狙ったりもしました。
そんな感じで、システム的には3の三角関係より、2のライバルがいたり、爆弾が普通に発生する方が私には合っていました。これは個人の好みなので、どっちの方がより優れているという話ではないですが、GS3はときメモというより、別のゲームに変化した感じがしました。
特徴だったEVSも劣化版になっちゃいましたしね。GS3は最初DSだったので仕方ないかと思いましたが、PSPに移動しても劣化したままだったので、これに関してはどこへ向かっているのがよく分からないです。DSでは仕方ないですけど、GS2も他機種へ移植されることがあったら、EVSを元に戻して欲しいな。
GSに限らずときメモシリーズは、高校生活シミュレーション+主人公育成に恋愛要素が加わった内容なので、恋愛を全くしなくても普通にゲームとして楽しめます。このように、恋愛がなくても面白い、というゲームはそう多くはないです。
その分恋愛は薄味になるかというとそういうわけでもなく、2では事故チューというシステムがあるので、最初からドキドキする展開が待っています。ただ全体的な糖度に関しては、3の方が上かなと思いますが、あまりいちゃいちゃしているのが得意じゃないとか、ちょっと笑えるような展開が好き、という人には2の方が向いているかもしれません。
それと、姫子さんとか、氷上くんとか、少し不思議なキャラがいるのもときメモらしさかなあと思います。特に氷上くんは攻略対象なのに、うっかりするとちょっとかっこわるいようなところもあり、そこが可愛らしいです。
キャラに関しては、シリーズのどのキャラもみんな特徴がありますし、好きなキャラがいる作品が一番になると思いますが、GSで好きなキャラが私の場合、ほとんど2にいるんですよね。
なぜか2のキャラはちょっと面白い人が多いので、そこが好きです。3はかっこいい人が多いのですが、私は笑える要素が欲しいので、やっぱり2寄りになっちゃうなー。事故チュー後のやりとりも可愛らしいです。
そういえば、他のシリーズよりもツンデレ率が高いみたいですね。自分では意識していなかったのですが、私はわりとツンデレが好きみたいなので、そういう理由でも2が好きなのかもしれません。
パラ上げが苦痛じゃないなら、とりあえずGSはプレイしてみた方がいいと思います。昔からシステムは安定していますので、気になるキャラがいる作品なら最新ではない1や2でも問題なく楽しめると思います。
GS2に関しては、音の悪さと服のだささを我慢できるなら、一周の時間もちょうどいいくらいなので楽しめると思います。PS2版を手に入れられればいいのですが、それだと大接近モードでツンツンできないし、追加キャラもいないので、やっぱり今ならDS版の方がいいかな。
《キャラ雑感》
・佐伯瑛
チョップされたり、チョップしたり、隠れてびっくりさせようとしたり、ファンの子のふりをしてみたり、なにこのバカップル…!という感じのシナリオでした。くっそ…!二人とも可愛い…!
2が好きな理由の一つに、瑛ルートのデイジーが可愛いっていうのもあるんですよね。「ぼんやりだし」とか言われてますが、結構やり返そうとしているところが好敵手という感じで可愛い組み合わせです。
瑛がいいキャラっていうのももちろんですけど、シナリオで主人公との絡みが良かったというのもあるので、二人セットで好きなルートです。
あと、意外と親友モードが良かったです。通常ルートだと後半少し病むので、それを回避するには親友モードです。
でも病むところを見せる方が、彼としては素を見せられたってことでいいのかなあ。あんまり頑張りすぎないでいいのにーと思ってしまいます。自分の中の基準点が高い人は生きにくそうだけど、そういうところが向上心に繋がるし、偉いなあとは思います。
それと大接近モードの困り顔がとても可愛いです。髪の毛を洗って乾かしたい可愛さ。
・志波勝己
ボーッとしてるけど気は優しい。スポーツマン。外見的に最初は怖い人かと思ったのですが、わりと不思議系ののんびりした人でした。
運動系のキャラは嫌いとかではないんですが、毎回あまりピンと来ないというか、どういう人なのか理解できないので、遠巻きに見ている感じでした。
・氷上格
今回のダークホース。
プレイ当初はあまり関心がなかったのですが、結果的にGSで二番か三番目に好きなキャラになりました。
2でのネタキャラになると思うのですが、彼は非常に真面目な人柄で、真面目であるがゆえに素っ頓狂なことをしてしまう、という憎めない人です。瑛の中の人が「すごく面白い」って言っていましたけど、本当に面白いんですよね。悪い意味じゃなくて、健気で微笑ましい面白さというのかな。
彼自身も自分が浮いてる自覚はあるんですけど、それでも自分の進む道を信じているところがかっこいいなと思います。それとデート時の「どうしたの」の声が優しいところが素敵です。
・針谷幸之進
のしん。
プロだから当たり前のことなんですが、もうハリーが話しているとしか思えないくらい、声とキャラがぴったり合っていると思いました。他のキャラも違和感はないんですけど、なぜかハリーは特別でした。
いつもの俺様な態度は、自信のない自分を奮い立たせるためなんでしょうね。そう考えると十代らしい背伸びというか、頑張りという感じで微笑ましいです。実際いたら、佐伯よりモテるんじゃないかなー。
・クリストファー・ウェザーフィールド
癒やし系エロ外国人。
まさか癒やしとエロが混在するキャラクターがいるとは思いませんでした。はっきり女の子大好き描写があるにも関わらず、最初から癒やしキャラなんですよね。この絶妙なバランスが、さすが大手…と思いました。
芸術家肌のキャラにありがちな神経質さもないし、最悪だよーという選択肢でも対応が優しいし、できた人です。ライバルキャラである密が好きなので、何となくいつも手を出しにくいのですが、好きなキャラです。
・天地翔太
二面性のある小悪魔系かと思ったら、ちょっとひねてただけで普通にいいこでした。もうちょっと黒い性格でも良かったなあ。ひねくれ度と言ったら他キャラの方がひねてますからね。佐伯とか佐伯とか佐伯が。
だいたいGSって下級生キャラは王子キャラと関わりがあるというか、対応してたりしますから、2は王子と下級生がひねくれた性格って感じなのかな。来年は天地が王子キャラになるのでしょう。
それと、女兄弟に囲まれた男の子、というポジションは女の悪いところを全部知ってたりするので、ごまかしはきかないでしょうが、多分細かいところまで気づいてくれるので、モテる人が多いですよね。
・若王子貴文
課外授業とデートの誘いで微妙に声のトーンが違うのが、エロすぎて耳を塞ぐほどでした。いつもほわほわしてるから油断していた…!そういえば森川さんだった…!微妙な差なのに、第一声でデートきたああー!と興奮したものです。
こういう学生メインのゲームだと、教師はおまけになりがちですし、実際若王子先生もこっちからは誘えないので、やっぱり他のキャラと比べるとボリュームは落ちるのですが、存在感が半端ないので一攻略キャラとして充分活躍してらっしゃいます。
この点が3はつくづく残念というかねー…。大迫先生も隠しじゃなくて、普通に課外授業をすればいいのにね。
若王子先生はダーツかボウリングばっかり誘ってきますけど、細かいことはいいんです。デートなんておまけですよ。
・真咲元春
デイジーが花屋のバイトをすると、勝手に高まっちゃう大学生。
「真咲だけど…」の電話は、第一声を聞いただけでハイハイと断る選択肢にカーソルを合わせる人も結構いるらしく、私もそのうちの一人だったのですが、一回当て馬が必要になったので試しに真咲先輩を当て馬にしてみたんですよね。
結果から言いますと、はまりました。
先輩風を吹かして上からものを言う人なんですけど、それは自信のなさから出た言葉なんですよね。俺は脇役でいいんだ、みたいなセリフは何だかせつなくなりました。
GSのシナリオライターさんは、本当にいい仕事をしなさるよ…。
・隠しキャラ
赤城ルートのデイジーは別人にしか見えないので、そこが2で一番の不満かな。デイジーがいつものデイジーならもっと赤城を好きになれただろうに、あれは嫌なデイジーであった…。学歴コンプレックスでもあるのだろうか。赤城はいい人でした。
DS版から真嶋くんと古森くんが追加されましたが、真嶋くんは声がエロいけど何だかよく分からない子でした。ちょっと病んでるのかな…。神経質そうな人です。
古森くんはピュアでした。このルートの若王子先生も良かったなあ。リアルの学校も、全部こういう感じならいいのにね。
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