箱プレイ

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はじまるよ!\(^o^)/

 出ーww衝動買い奴www

※この記事には、体験版で分かる内容までしか書いていません。


 はいはい、私、私。

 正直ヴァルプルガの購入は失敗したと思っていたので、これからはもっと慎重になるつもりでしたが、体験版をやったら思っていた以上に面白かったので、発売日前日に予約しました。注文は夕方だったのですが、それでも発売日午前中に届けてくれたソフマップは優秀。ちなみに店舗特典はありません。
 ヴァルプルガを購入したのにこっちがノーチェックだったのは、特に気になるキャストがいなかったからです。基本的に嫌いな声優さんというのはいないのですが、最悪話がいまいちでも、特別好きなキャストがいれば少しは落ち着けるんですよね。でも今回は体験版をプレイして購入を決められたので、普段体験版はやらないのですが、こういう買い方もいいなーと思いました。

 この物語はカースト制のような階級制度がある世界の話で、住むところや学校も階級によって分けられています。大まかに分けると、お金持ち、普通の人、貧乏な人、底辺、みたいな感じらしく、主人公は貧乏な人が住む辺りで父親と二人暮らしをしています。しかし父親は何か秘密を抱えていて、ある日、妙な男達に連れ去られてしまいます。その際、主人公に電子手帳を託すのですが、パスワードが分からないので中は見られません。
 一人になった主人公は、父親の友人が学園長をしているという、お金持ち専用の学校、櫂宮(かいきゅう)学園に入学することになります。この学校でも個別の階級制度があり、上から女王(一人)、薔薇、ミツバチ、石ころ、となっていて、薔薇は貴族、ミツバチは一般人、石ころは奴隷、という感じです。主人公はミツバチで入学しますが、素行などの問題で薔薇になったり石ころになったりするそうです。

 この学園の身分制度は何だか、フランス革命の頃のフランスを彷彿させますね。もとは薔薇だった人が階級制度に反対して石ころに落とされる、なんていうのもありますし。女王や薔薇に憧れる一般人の構図は、私の好きな池田理代子の漫画の『おにいさまへ…』っぽいし、何となく全体的に池田理代子の世界っぽい。
 ちなみに『おにいさまへ…』は最初は奇抜な設定に面食らいますが、本当に面白い漫画なのでオススメです。アニメも面白いんですよねー。サロンと呼ばれる、選ばれた人だけが参加できる特別な会合とか、それらの人の頂点に立つ女帝の存在とか、似ている部分が多々あります。

 でもこういう設定って、絶対女子校の方が面白いんだよなあ。女の子達の憧れが同性に向かう、という歪な構図が非常に面白い設定だと思うのですが、共学になると憧れがいろんな異性に向かったりもして、絶対的な憧れの存在はいなくなっちゃうんですよね。この絶対階級学園の場合は、女王に憧れる人がいたり、薔薇のイケメン男子に憧れる人がいたり、憧れ対象が複数になると思うので、そうするとさまざまな価値観が生まれるから、何かを盲目的に信仰する、ということにはなりにくい気がします。
 上記の『おにいさまへ…』はタイトルのわりに女子校の話で、ほとんど女性しか出てきません。男性役も女性です。そういう歪んだ世界が膨れあがり、ギリギリ保っていたところに普通の異性がポンと入ってきて世界が崩落する、という感じの描写が見事でした。簡単に言うと、危うい思春期の少女達が大人になるというようなストーリーです。大人になると言っても、性的にではありません。

 そんなわけで絶対階級学園ですが、父親は別に貧しい人ではなく、主人公を連れて逃げているため、隠れ住める場所として貧しい人用の地域に住んでいたようです。今のところ、主人公は高貴な人の落胤で、父親とは本当は血が繋がってないんじゃないかなと予想しています。もしかしたら、亡くなったらしい母親が高貴な人だったのかなあ。冒頭の火事のシーンは不穏な感じだったけど。
 あと、冒頭で下層階級の間で広がっているカルト宗教のことがチラッと出てくるのですが、階級制度だけでなく宗教も絡んでくるのかなあ。今気になっているカルト宗教を題材にした漫画があるので、個人的にタイムリーだなと思いました。そういう話はホラー要素があって面白い。
 それと、主人公の名前のネリって何なんだろうか。藤枝ネリという名前なんですけど、苗字を変えられないのにも何か理由がありそう。

 学校の感じは華アワセにも似てるかな。お金持ち学校に一人普通の家の子が混ざっちゃった感じですけど、それでいじめられるとかはないようです。そもそもお金持ち以外入れない学校だから、もとはそういうところ出身でも入る資格を持っている人、と見られているんだろうな。
 あ、でも入学時に用意されていた制服がずたずたにされる事件があったんですよね。制服は部屋にあったので、誰か知らない人が勝手に入ったということだと思うんだけど、それだけで怖い。でもこれはいじめというより、主人公を学校から追い出す目的らしいので、もしかしたら悪意でなく危険を回避させるためなのかもしれない。

 そういえばこの学校、完全に外界から隔離されているんですよね。携帯電話などの持ち込みも禁止されているため、父親からの電子手帳は隠して持ち込んでいます。
 学校というか町みたいな感じで、買い物するエリアも全部中に用意されています。でも新聞とかも全て学校の検閲を通ったものしか読めないので、何かこういうところはカルト宗教的ですよなあ。
 若い、ピュアな人達を隔離した環境で教育したら、どうとでも言いなりにできるんじゃないだろうか。そしていずれ、これは聖なる戦いだからと言って爆弾を背負って敵地へ突っ込むようになるかもしれない。

 とりあえず、一周目は鷹嶺くん狙いで行こうと思います。体験版の捜し物事件で購入を決めたので、まずは鷹嶺くんで笑いたい。キャラ設定的には五十嵐くんが気になるんですけどね。この捜し物事件は知り合いと話しながらプレイしていたのですが、知り合いもうっかり購入していました。やっぱり面白いですよな…。鷹嶺くんヤバイ。
 それにしても、主人公のネリちゃんは可愛いなあ。ボブっていうのがまず好きなんですけど、ちょっと口の辺りが小動物っぽくてきゃわいいです。気が強いわけではないけれど、わりとはっきり物を言うこともできるみたいなので好感が持てます。

 発売後間もないタイトルなので、今後のプレイメモは少し経ってから順次公開していく予定です。
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