箱プレイ

　どっちもgood EDの一周ずつだったので、そんなに長い感じはしませんでした。でも一週間くらいかかったかなあ。やっぱり通しでやると、話がよく分かるのでいいですね。長めのお話だし、最初から攻略ありで進行するのもいいかもしれません。
　というわけで久しぶりの神学校でしたが、面白かった…！読むタイプのゲームは、一周目は面白くても展開が分かっている二周目はそうでもないってことがほとんどですが、今回はそんなことはなかったぜ。家庭用に移植されないかなあ…。もっと普及して欲しい。ぶっちゃけエロがなくても成り立つゲームだと思うし。

　再プレイして思いましたが、ニール編が一番話が盛り上がりますね。やっぱりニール自身が組織のメンバーである、というのは大きいと思います。外側から組織の謎を追うわけでなく、内側から見ていく感じ。もともとニールの方が組織について調べていた分、共有できる情報も多いですよな。あと彼の設定上、特権があるというのも大きい。
　そんなしっかり盛り上げてくるニール編に比べると、レオニード編はそれほど真相に関わらないし、いちゃいちゃがメインなのでストーリーとしては弱いんですけど、とても癒やされます。こういうアホなノリが神学校には足りませんからね。疲れた時のレオニード編です。

　そういえば、オーガストはガビィを認識しているんですね。マイケルとガビィだけのところに「二人とも」と声をかけるのは、再プレイじゃなきゃ気づかないポイントだったなー。ゾッとしました。オーガストはガチで怖い。
　あとガビィの出現シーンを今回は注意深く見ていたんですけど、ルートに入ったくらいからほとんど出てこなくなりますね。最後なんか思い出しもしないし、他の人と絆が結ばれたらスッと消えちゃう感じ。やっぱり守護霊っぽい。

　あと、最初の外出日にちょっとエロな展開→その後育んで最後までエロなことをする→マイケルがおかしくなる→最終決戦、みたいな感じで各自二回ずつエロポイントがあるのですが、ニールはマイケルがおかしくなるところでやっと一回目のちょっとエロな展開が来るんですよね。二回目のエロは全て終わったあとだし、外出日なんか目も当てられないくらいのストレス展開です。これは許せない。何度見ても絶対許さないという気持ちになるプレイヤーでした。
　何が許せないって、相手の女子の気持ちになったことあるの？！ってことですよ。そういうの良くないでしょ！私は当て馬展開が本当に嫌いなので、イーとなりました。責任取りなさいよ！！

　そんなわけで、ニール嫌い、絶対許さない、謝っても許されませんよ！って思いながらプレイするのですが、最後に全面降伏するくらい素敵なんですよなあ。上げて落としてまた上げるという、この高等テクよ。
　それに比べるとレオニードはあまり上がり下がりは激しくないのですが、安定していちゃいちゃしているので、このルートがあって良かったとしみじみ思いました。こんなにただ癒やされるだけのルートってBLゲーだと珍しいんじゃないかなあ。だいたいちょっとはストレス展開が来るものです。
　一応レオニード編でも過去に接点があった人が出てきますが、あのあっさり具合を見ると恋愛ではなかったように思えるんですよね。マイケルには見せる、素の甘ったれなところも全然見せてなかったし。

　逆にニールは情が深そうだからなー！まあでも、あんな一途に何年も想っていてくれたわけだし、本当にモテる男ってフラフラしないものですからね。だけど最後のあの手紙の、結婚したら〜の辺りはちょっとな…。まあ大人だから仕方ないんだけど、大人ってこれだから…。いやでも、そんな自制する大人が最後は羽目を外して関係を持っちゃったというのは萌えポイントか。
　ニールに対しては複雑な感情を抱いている私です。まあ正直、むちゃくちゃかっこいいからね。あんな素敵なんだから、少しくらいマイナスポイントがないとな…。

　この2ルートで満足したので、次はコミカライズを読んでgiftをやろうと思います。2出て欲しいけど、出ないんだろうなー。出てもいいのよ…。コミカライズでもいいけど、もっと神学校の何かが出て欲しい…！