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一周目、惣介編

 9月から個別ルートに入りました。
 天文学の勉強をしにドイツに行くという話になるのですが、スッと行くのかと思ったら「止めて欲しかった」とか面倒くさいことを言い出す惣介でした。

 そんなぎくしゃくした状態の二人でしたが、よろめいて屋根から落ちそうになったりつを惣介が助け、その拍子に望遠鏡が壊れてしまいました。その時にりつが「望遠鏡の方が大事なのかと思った」みたいなことを口走ってしまい、「俺だって人の命の方が大事なことくらい分かっている」とちょっと傷ついた風に言われてしまいました。ここで怒らないところが何だかいいな。
 そして出奔するりつであった。ちょっと意味が分からない…。何で出奔するの?この人はたびたび連絡なしに家を出るんだけど、いくらブラックだからって連絡くらいはしようよ…。
 結局一週間ほど家出をしてから戻り、実家に帰ろうとするのを何やかんやと惣介が止めて、幸介との婚約は破棄、惣介と恋人同士になり、りつは店長から女中へ格下げということになりました。訳が分からない。期待していたルートだったけど、今の段階だとハズレという感じがしなくもないよ…。惣介はいいキャラなんだけどなあ。

 この割烹に3月まで居続けるというゴールは絶対に動かせないらしく、そのせいでさまざまな齟齬が生じているように感じます。まあ途中で帰るなら今までの頑張りは何だってことになりますけど、だったら連絡もなしに出奔するなよって話で、ぶっちゃけりつも店のことなんかどうでもいいようにしか思えない。最初から罠にはめられたようなスタートだったし、どうでもいいって思うこと自体は別にいいんだけど、大事に思っているみたいな話が出ると、はー?という感じ。
 プレイヤーの心をもやもやさせつつ年末となり、幸介に夢を諦めさせて割烹店を継がせるという最終目標が明確になりました。結局旦那様は自分の願望を全部通す気で、一切折れるつもりがないんだよなあ。何で幸介だけが夢を諦めなければならないのか。これの何が胸くそって、旦那様は親の言うことを聞かずに自分のやりたいことを押し通して今の立場にいるってことなんだよね。お前は好き勝手やったくせに、息子にはさせないとかどういうことなの?
 まあ割烹店の場所は移さない、他のところでホテルを作れというなら分かる。でも夢を諦めて跡を継げっていうのは分からない。

 惣介は「愛」って言葉が恥ずかしくて言えなかったり、声が裏返ったりして面白い。立花さんのこういうコミカルなキャラは初めてなんですけど、生真面目な雰囲気の声とよく合っていて楽しいです。二人のシーンはいいんだけどなあ。
 そんな感じでストレートに好意を伝えられているのですが、喜龍と惣介が一緒にいるところを見たりつは、二人の仲を疑って避けるようになってしまいます。この子はいつも逃げてるな…。最近そっけないとかならともかく、りつを見つけると嬉しそうにいそいそ近づいてくる惣介に対して何でそんな疑いを持つのか分からない。しかも相手は友達の喜龍だし、普通に挨拶して輪に入ればいいのに。
 でもりつは嫉妬したまま二人を避け続け、そのことを咎められて喧嘩になった後、仲直りする前に二・二六事件が起きました。来るだろうなーと思っていたけどやっぱり来たか。幸介の友達の三夫は事件を起こした側に与していたので、住む世界が別になってしまいました。もう町中で偶然会って世間話をすることもないんだなあ…。

 というわけで最終日、3/31まで来たわけですが、えっ、なにこのED…。ちょっとだけ婿入りの話は出たものの、結局惣介は天文学以外のことはできないし、りつは実家の経営を一緒にやってくれる相手じゃないとダメだしってことでお別れすることになったようです。別に夫婦で経営する必要はないんじゃないの?惣介は婿さんとして一緒に暮らしつつ普通に帝大の先生をやればいいじゃない。そういうラストだと思っていたので、お別れだね…みたいな展開に驚いてしまった。
 やっぱり後日談で「お嫁に行けばいいのに」なんてお客さんから言われてました。ですよねー。もしかしてりつはものすごく家を継ぎたいんだろうか。じゃあ何で一年も弥島に行ってたの?一応縁談として行ったわけで、うまく行ったら嫁に入っちゃうじゃん。訳が分からないよ…。

 後日談はEDの三ヶ月後で、やっぱり諦めきれない!と惣介が日食を見ようと誘いに来てくれました。場所は北海道らしいのですが、「りつがいなくても大丈夫」と父親に言われ、普通に行けることになりました。ほらやっぱり、いなくても平気なんじゃん…。
 これから戦争も始まるし、つまらないことでうじうじ悩むより後悔しない選択をした方がいいですよな。一応最後はお嫁に行くことになったので良かったです。幸せになるんだぞ、惣介とりっちゃんよ。
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