箱プレイ

<< 2025年買い物メモ :: main :: はじめに >>

良さしかないホストBL漫画

『KING IS DEAD』っていうBL漫画がありましてね…。
 私はホスト漫画が三度の飯くらい好きなのです。明らかに芸能人の中でもトップクラス級の人しかいない、架空の世界でのホスト漫画が好きなのです。ナンバーワンから新人、下手したら単なるスタッフまで全員美形という架空の世界のホスト漫画が好きなんです。
 ちなみにこの『KING IS DEAD』は四作目で、この前に三冊出ています。それぞれ三組のカップルが成立し、この三組が四作目である『KING IS DEAD』でハッピーエンドのその後を見せてくれます。ハッピーエンドのその後なんて一ページでもありがたい…と思うものですが、一冊くれるなんて神としか言いようがない。しかも内容的にずっとハッピーなので良さしかないんですよね。良すぎてもったいないからちびちび読むくらいです。良さのフルコースです。

 前作である三冊は一冊ごとに完結し、時系列的には二冊目、三冊目と進むごとに過去に遡っていきます。多分どこから読んでも特に問題ないと思いますが、私は順番に読むことをおすすめします。
 一冊目は『赤くて甘い』、これはホスト×歯科医のお話で、ほのぼのした普通の恋愛物です。私はここで初めて作者の芽玖いろはさんを知り、この時は絵柄が個性的な普通の漫画という印象でした。そして二冊目はサブキャラだったホスト同士のカップルがメインになると知り、興味を持ったので続きも読むことにしました。

 二冊目は『青くて苦い』、これは赤くて〜に出てきたホスト×ホストの受であるミヤくんのお話です。一応最後はハッピーエンドなのですが、正直終盤まで読み返そうと思えないくらいしんどい。特に乳首ピアスが痛々しくて、一冊目からの温度差に風邪を引きそうでした。
 ちょっと思っていたのと違うな…とハッピーエンドを迎えてからも何となく萎え気味で、このカップル自体は好きだけど読み返すこともないだろうし、そっとしておこうという気持ちでした。読後感はわりと悪かったです。しかし諸悪の根源であるオーナーが三作目のメインになるということを知り、しかも受らしいと知ってすぐ三冊目をポチった私です。この漫画のオーナーは憎たらしいだけなのですが、受で可愛かったら許してやるよという気持ちでした。

 三冊目は『ウルフハウンド』、オーナーがホスト時代の話で黒服×ホストです。結論から言うとめちゃくちゃハマりました。オーナーは美人系で、何にも執着しないし興味がなさそうなのに黒服の弥勒のことはお気に入りなんですよねー。今でも毎日チラチラ開いてしまい、完全に中毒になっています。伝説のナンバーワンホスト(オーナー)が良すぎる。この漫画もわりとしんどい展開が続きますし、オーナーのサイコパス感も垣間見えてハラハラするのですが、最後まで読んでまた冒頭に戻るくらいがっつりハマリました。
 これはもう二巻のことを許すしかない…。個人的にオーナーのヒゲがいまいちだったので、それがなかったのも良かったです。四冊目で全身脱毛をしたとのことなので安心しました。

 一冊目はほのぼのだったから油断したところにエグい二冊目でしおしおになり、一縷の希望を胸に読み始めた三冊目で沼に落ち、四冊目で更に深いところまで落ちるという感じの作品でした。もっと読みたい。CD化とかボイコミ化もして欲しい。
 絵柄が独特なので好みが分かれるところだと思いますが、私は好きです。みんなシュッとしていますからね!シュッとしているのが一番なんだ。漫画の中に出てくるホストはかっこよさが芸能人を超えているくらいでちょうどいいんだ。
 四冊目はどのカプも楽しそうで良かったな−。ホスト×歯科医は高校生カップルかよってくらいピュアな仲良しっぷりだったし、ホスト×ホストは髪型が変わっていて可愛くなっていました。あとオーナーと黒服はどっちも高身長っぽいんですよねー。高身長×高身長が三度の飯より好きなのでもう拝むしかない。ありがたい。でも足りないのでもっと読みたい。

 同じ作者さんの他の作品も面白かったです。初恋を拗らせた二人の話の『彼の初恋は、毒か或いは。』も良かったです。
 おすすめです!
comments (0) : trackbacks (0) : Edit

Comments

Comment Form


Trackbacks