箱プレイ

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四周目ダイヤ終了

※ネタバレあります。

 主人公とは、トーマの妄想の中の人物なのではないでしょうか。
 そんな気分になった、トーマのグッドエンドでした。
 トーマ編の大まかな流れは、

体調不良の主人公の身の回りの世話をするトーマ→主人公の命が危うい状況であることに気づく→トーマ、主人公を心配する→主人公、オリオンにそそのかされて気軽に出歩く→主人公、危ない目に遭う→トーマ、心配しすぎて頭がパーンとなり、主人公を檻に監禁・手錠→主人公、檻からの脱出に成功する→でも檻に戻ってくる気軽に出歩く危ない目に遭う→トーマ、病む→主人公の日記の中身判明→トーマ、正気に戻る→ハッピーエンド。

 何が何だか分からないし頭がおかしくなりそうですが、だいたいこんな感じでした。
 プレイしている時にも意味が分からなかったけど、こうして流れを書いてみても意味が分からないし、トーマが一番人気らしい理由も分からなかったです。シンが一番人気なら分かるんだけどなあ…。
 トーマは主人公を囚われのお姫様、自分を魔王、シンを勇者って言ってましたけど、トーマは魔王というより、最初の中ボスくらいなんだよな。ぷよぷよで例えるならサタンでもいいんですけどね。サタンも部屋を見ると完全に頭のおかしい人なので、トーマに近いものを感じます。
 ちなみに今回初めて、初回はバッドエンドになりました。やっぱりウキョウさんなんか信じたらいけなかったんだ…。だので、グッドは二回目です。危なそうだなと思い、セーブをしておいて良かった。

 殺人犯が臆病な場合、かえって残酷な殺し方をするらしいですが、トーマもそれと似た感じがしてどうもなー。キャラとしては面白いんだけど、ゲームでもリアルでも私はいいやと思ってしまいました。主人公はガッツがある。
 この手のタイプは性格がもうおかしいので、矯正しようがないと思うんですよね。よっぽど精神が強い人でないとつきあっていけないと思いますが、主人公だと共依存の関係に陥りそうだな。シンが女の子だったらトーマみたいなタイプは結構いいと思うんですけどねー。ミネみたいなタイプも合うかもしれない。
 まあ、何とか更正して欲しいですね、と投げやりにまとめてみます。

 監禁とか手錠なんていうのは、ゲームだし、よくあるトンデモ展開でちょっとしたスパイス程度だと思うんですけど、トーマが主人公を理解しようとか考えないところが馴染めなかったです。結局この二人、お互いの何を見ているのかなあ。主人公はトーマのダメなところを指摘するわけでもないし、トーマは主人公の性格もよく分かってない気がします。
 檻を抜け出た主人公に、自分の手の届かないところに自力で行けたんだ、つまり一人でやっていけるんだ、とほっとするくらいなら、トーマもいいなと思ったんだろうけど、結局ただ自分の思い通りにしたいだけに見えるんですよね。

 主人公がFCの嫌がらせにじっと耐えているのも意味不明。ぶっちゃけ、FCの子も混ぜて相談するくらいでも良かったんじゃないですかね。イッキさんには恋愛感情はない、とはっきり言っていれば問題にはならないわけだし。釣られたFCが可哀想に思えるくらいです。
 イッキさんが、他の男の存在をちらつかせて妬かせたら?みたいなことを言っていたので、それを実践するつもりだったのかもしれないけど、釣れてるのはイッキFCの子達だけでしたよね。しかもそのせいでトーマが変に病んだわけだから、凝った作戦でいくなら、ターゲット以外には事情を説明しておいて、外堀から埋めていけば良かったんじゃないかなあ。
 まあ、そんな手練手管を駆使する女の子って嫌だなと思ってしまいますが。いきなり電話して「デートしようぜ」って誘えばいいじゃない。

 トーマも何だかなーと思うけど、主人公もな…。そして外が危ないっていうのに、外に出ようとそそのかすオリオンも一体何なんだと思いましたが、オリオンには甘い選択肢を選んでしまいます。子供にあまりきついことは言えない…。
 しかし、「僕が見張っているから大丈夫!」→ウキョウ「やっほ^^」→END…という流れには吹きました。見張れよ!
 そんなわけで、期待していたほどピンと来なかったトーマ編でした。トーマはむしろ、シン編の方がよかった気もする。困った人だけど、納得できたり、同情の余地もありました。あとやっぱり薬はいけないよ。檻よりも薬がいけない。合わない薬っていうのもあるし。
 トーマはいっそもう、発狂しちゃった方が好きになれたかもな。でも発狂はウキョウさんの役割なんでしょうね。

 というわけで、最後の一人のルートが解放されたので、次はそれをやります。でもその前に、ケントとトーマのEDを回収しないとな。イッキとシンはスチルとEDを回収済みです(シンは、自ルート以外で取れるらしいスチルのみまだです)。
 ところで最後の一人が解放されると、EDの総数も変更されるのですが、バッドは総数9だったのに、16になってました。隠しキャラ一人で7つあるとかもうね…。イッキさんが3つで、他の人は2つずつかなーと思います。シンは2つでした。

 とりあえず4人終えて思ったことは、ケントルートが一番平和だったなあ、ということです。腐食とか変な部分があって、シナリオがまずいんじゃ…と思いましたが、最終的にはいい思い出になりそうなルートです。
 あと、ケントもイッキも、自ルートでない時は相手のフォローをしたりしていい友達っぽいのに比べ、シンとトーマは幼なじみなのにギスギスしてますね。近いから余計に不仲になっちゃったのかなあ。ただ相手が本当に困ってたりしたら助け合うとは思うんだけど、何かお笑いのコンビが不仲って知った時みたいな気分になりました。仲良くしなさいよ。
 それとケントが失意の主人公に何か言うのは、遊戯王の『城之内、死す』で「友の死を乗り越えていけ!」みたいなことを遊戯に言っちゃう海馬瀬人を思い出しました。それはアカン。
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