箱プレイ

(鷹｀o´)「お前みたいな取り柄のない女を誘う男なんているわけないけど、ボランティアで一曲だけ相手してやってもいい」

　あ、はい。

　そんな憎まれ口を聞きたくなくて逃げてしまうネリの元に学園長が来て、ダンスに誘われました。何だかんだ一緒にいる時は優しいんだよなあ。でも絶対学園長は、ネリをダメにしようとしてる気がする。
　女王が顔を隠しているのって、何か顔に欠陥があるからなのかな。それでネリの体の何かを求めているとかなんだろうか。とりあえず、ネリも女王も学園長の壮大な実験につきあわされているのは何となく分かる。

　舞踏会で学園長とネリが踊っている時に、女王がいきなり倒れます。薬物を盛られたらしいのですが、ここで行方不明になっていた劇物が使われたようです。命に別状はないのですが、誰かが女王の命を狙っているらしい。何か自作自演の匂いもするけど。
　犯人は七瀬じゃないかと疑われるのですが、七瀬だけはないと思うわー。毒を使うのは女性の犯行が多いらしいし、そもそもそんな陰湿なことをするタイプには見えない。まあ、攻略対象がそんなせこいことはしないだろうし。

　しかし七瀬に怪しい部分が一切ないのに、七瀬のせいって決めつけるのは良くないな。普段から殺してやるとか言ってるわけでもないのに。鷹嶺は果たして、七瀬にごめんなさいができるだろうか。私の中で鷹嶺の評価が下がり、七瀬擁護へと傾いています。
　ううん、知らないけどきっとそう！っていうのは、きちんとした理由がないまま言っているから、違うよと理詰めで反論してもすれ違っちゃうんだよね。理由から結論を導くのではなく、結論が先で理由は後付けだから、結論を疑問に思うという発想が生まれないんだろう。こういう思考停止の状態って、あー会話ができないんだなあ…と思ってしまってダメ。どんなに可愛くても冷めてしまいます。鷹嶺くんに挽回の機会はあるのだろうか。

　そしてネリも、他人のお金で買い物をしまくっているわけでね…。いかんでしょ。
　周りに同調するため、少しはお金が必要になることはあるだろうし、そういうのは必要経費だと思います。周りの人がドレスを着ているのに自分は普段着、みたいなことはマナー的に無理だし、そういう出費は仕方ない。でも明らかに不要な贅沢品にお金を遣うのはダメだろう。
　とにかく出所が分からないものをむやみに信用してはいけない。確かに買いたい欲望というのは分かるし、買い物が楽しいというのも分かるけど、あとで臓器を売れとか言われたら困るよ。

　ここでまた学園長が何やら企んで、臨時のお茶会が開かれることになりました。その前にまた七海に突っかかる鷹嶺くんに対し、何か反論したくなったネリでしたが、怒らせるのはまずいし…ということで、犯人捜しをうやむやにするため、鷹嶺くんをおだててみました。これがとても気に入ったらしい鷹嶺くん、翌日のお茶会で群がる女の子を掻き分け、ネリの元にやってきて、「昨日の前半部分を忘れたから、もう一回言え」ときました。
　なんだこいつ。好意が透け透けすぎるよ。もっとないないして！恥ずかしいよ！バレてないと思っているだろうけど、バレバレだよ！骨格まで透け透けだよ！

(ネ・∀・)「萌花には、赤薔薇様のファンになったのかなんて言われちゃいました」
(鷹*｀o´)「！」
(ネ・∀・)「憧れっていうならレイさんの方がしっくりきますね」
(鷹｀o´)「！」
(ネ・∀・)「でも陸さんも優しいところがあるし、学園にいてくれて良かったですよ」
(鷹*｀o´)「！」

【悲報】赤薔薇様、ちょろかった。

　一喜一憂しているんじゃないよ！ネリの手のひらで、どれだけコロコロされれば気が済むんだよ！
　お茶会ではネリの薔薇組昇格が発表されるのですが、薔薇組に行きたいと思っていたネリはなぜか不安になります。なりたいとは思っていたけど、何で自分なんかがなれたのか、と思ったみたいです。それで理由を女王に尋ねたりして不穏な空気になるのですが、その後の鷹嶺くんがニッコニコでﾜﾛﾀ。嬉しかったんだな…。
「どうしてそんなに嬉しそうなんですか？」とネリに尋ねられても否定していましたが、何でも顔とか態度に出るところ良くないよ！見ている方が恥ずかしいよ！

　でもこの一件で身分差が生まれてしまい、萌花に敬語を使われるようになってしまいました。萌花は嫉妬して意地悪してくる風ではないんだけど、身分差が生じると友達づきあいはできないみたい。
　そんなモヤモヤした状態ですが、薔薇としての生活はなかなか良さそうです。部屋は綺麗だし、三宮さんというお友達もできました。名前から考えると、公家の家柄かな。
　でもこれ、階級ごとに友達も変わるシステムなんだな…。きついわー。石ころに行ったら、萌花に虫を見るような目で見られるんだろうか。