箱プレイ

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直昌ルート

 気づいたら、直昌ルートでした。
 なぜ直昌にしたのかというと、マップ移動時に直昌が常にいて、何となく直昌を毎回選ぶことになった、というだけなのですが、マップはLRボタンで切り替えることができるようです。いつものようにクイックセーブをしようとして気づいたのですが、クイックセーブを使っていなかったら恐らく永遠に気づきませんでした。危ないところだった。

 現在4章目ですが、多分そろそろ終わると思います。各章で一組のお客にスポットを当て、そのお客の悩みや要望を攻略対象と力を合わせて叶える、という流れなのですが、毎回一回ずつ、女将の決断というのがあります。多分これで、ステータスの「女将度」と「乙女度」に変化が生まれるのだと思いますが、どっちを選んでも間違いではなさそうです。
 今のところ、少し女将度の方が高いのですが、恐らく女将EDと乙女EDというのがあるのだと思います。どっちもの条件にはまらない、ノーマルもあるのかもしれません。多分、女将度が高くなると女将EDになるのだと思いますが、乙女度の方は女将にならないEDなのかな。ゆのはは女将に向いているけど、挑戦もしないで諦めるのは悔いが残ると思うので、しばらくは夢を追った方がいいと思います。

 そんなわけで直くんルートですが、無能なドジっこキャラかと思ったらそういうわけでもなく、わりとすぐに仕事ができるようになりました。だので、失敗にイライラするような展開はありません。
 性格も天然といえば天然なんですけど、いわゆる天然キャラにありがちな無神経さはなく、ほんわかしたキャラでした。でも何か不思議なキャラなんですよねー。普通はちょっとびっくりするような場面でもそんなに驚かないし、あまり細かいことは気にしないタイプなのかなとも思うのですが、何となく、どえらい二面性が隠れているような気もします

 主人公も直くんもお互いちょっとは意識しているのですが、普段は仕事仲間なのであまり恋愛っぽい雰囲気にはなりません。主人公はまじめに女将をやっているので、恋愛にかまけてたら仕事失敗しちゃいました^^みたいなノリもありません。他のみんなもそういう感じで、真面目にお仕事をしています。
 だのでわりと淡々と進んでいるのですが、日常系漫画のような臨場感があるので意外と飽きません。こういう雰囲気のゲームは珍しい気がします。ものすごく面白いとか、燃える展開があるわけではないのですが、のんびりプレイするにはいい感じ。

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【速報】四章までは共通ルート、そこから個別ルート。

 しかも個別ルートも章分けされていて、現在三章目です。多分これで終わると思うんだけど、四章行く可能性もあるなあ…。さらっと終わると思っていたけど、案外長いぞ…!
 ちなみに個別ルートは選択制ではなく、自動移行だったので、その時好感度が一番高いキャラになるようです。私は既に個別ルートに入っていると思っていたので、ストイックに直昌だけ選択していたのですが、四章まではわりと自由に選択できるようです。三章くらいまでは二人を中心に上げて、四章でどっちか選ぶ、みたいなやり方でもいいのかな。ただどうしても一人しか選べない、という選択肢もあるので、一途でやる方がイベント回収的にはいいかなとも思います。

 個別ルートは共通ルートと違い、お客とのやりとりがメインではなくなるので、その分一章は短いです。特に怒濤の展開もないので、もうちょっとコンパクトでも良かったかな。今のところ、ちょっと良い感じの凡作って印象です。B+くらいかな。A-にはちょっと足りない。そんな感じです。
 というわけで直昌ルートですが、なかなか闇が深い展開です。とは言ってもヤンデレとかそういうのではなく、意思の疎通がうまく行かない、不思議系の延長という感じです。その理由は、彼がとんでもないお金持ちのお坊ちゃんだから庶民とは感覚が違う、ということらしいのですが、お金の使い方云々でなく、他人に共感しにくい性質として描かれています。

 直昌は権力とかお金とか、自分本体とは関係ない部分に魅力を感じて寄ってくる女性に辟易していて、そういうところのないゆのはに惹かれた、という感じで物語が展開していくのですが、自分の権力を使ってゆのはがデザイナーになれるように細工をしてしまいます。お金とか権力目当てじゃないゆのはに、お金とか権力でできることをしてもそりゃ喜ばないですよね。直昌には、人付き合いは自分のお金と権力を前提にするもの、という考え方が染みついているようです。
 それに対してゆのはは泣いて怒るのですが、直昌は何で怒っているのか分かりません。自分が泣かせてしまったということは分かっているのですが、いまいちその理由が分からないようです。

 何となく最初の頃から違和感があったのですが、正体はこれだったんだな。直昌は人との距離感や、他人の気持ちがよく分からないらしく、いわゆる空気を読めない人みたいです。
 ということは、日々頻繁にすれ違いが生じ、察してもらうことはほぼ不可能で、それを伝えるために高度なコミュニケーション術を必要とし、更にそれでも100%伝えきれるとは限らない、直昌はそういう人なわけです。これはとても面倒くさい。リアルなら、あ、やっぱいいです^^とだんだん距離を取ってフェードアウトする案件。

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 EDを見終わりました。EDは二種類で、1がbest、2がgoodのようです。1の方は女将の選択で正しい方を選ぶ+好感度で決まるような感じですね。女将の選択は全問正解でなくてもいいかもですけど、影響するようです(選択というか、女将度が影響するのかも)。
 ED2に行くには、適度に選択を間違え、好感度を上げすぎないことが大事みたいですが、一途プレイで微調整すればいけると思います。共通3章くらいから1とは全然違うメッセージが出てきたりするので、最後の方でちょこっと分岐する程度ではなく、結構違うようです。

 ED1は大団円で、ゆのはは何もかも手に入れたという感じの終わり方でした。でもうっかり手に入れたわけではなく、彼女の努力が実って良かったなあ、と素直に思えるEDでした。直昌とは結婚を前提におつきあいしていて、きわどい台詞がないわけでもないですけど、いやらしい感じではありません。AMNESIAくらいかな。
 ED2もそんなに違いはないんですけど、こっちの方が玉の輿感が強いかな。結局直昌の権力で得しちゃいました、みたいな感じでした。
 糖度はそれなりという感じで、ちょっと衝突することもありますが、基本的に仲良しです。りぼんとかの少女漫画みたいな雰囲気なので、そういうのが好きだと結構はまると思います。

 ただ、最高!面白い!ってほどでもないです。全体的に画面がきれいで、スチルも良く、話も音楽もキャラも良いのですが、特徴がそんなにありません。尖ったものに飽きた人にはいいと思いますし、実際私も楽しんだのですが、EDは一個で良かったです。
 ED1とED2はかぶっている部分が少なく、全部で二周するくらいの感覚なんですけども、特に謎があるわけでもなく、話に山や谷があるわけでもないので、二周はちょっときついです。一周はちょっと長いかな、とは感じましたが楽しめたので、ここで終わりで良かった…。おまけが充実しているので、ED1種+おまけで良かったです。

 でもおまけを見たいので、頑張ってコンプしようと思います。おまけはVitaminみたいな感じですね。私がプレイしたオトメイト作品で、こんなにおまけが充実しているのは初めてです。
 システムも良いです。スキップがとても早いし、チャプター選択をできるのも好感が持てます。そういえば試しに途中から始めたところ、主人公の着物の色が変わったりしたのですが、何か仕掛けがあるのかな。細かいところまで作り込まれていて、乙女ゲーの優等生みたいな作品だなと思いました。
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