箱プレイ

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大逆転、終了。そして逆転5へ…

 1〜3までの逆転裁判を彷彿させる、正しい逆転裁判の続編だと思いました。
 レビューで未完だと荒れていたので心配していましたが、裁判になった事件はきちんと解決します。あんまり荒れているので、裁判が未完で終わるのかと思っていましたが、そんなことはなかったです。

 ラストとか裁判後に新たな謎が発生しますが、これは次回作のフラグでしょうね。新キャラで新設定ですし、舞台は日本とイギリスですし、これを一本にきっちり収めようとしたら相当尺が長くなってしまうと思うんですよね。その尺に収めるためにこぢんまりした設定にするのもなーと思うので、続編前提で設定を盛るのは個人的にはアリだと思っています。だので、大逆転はオススメです!
 キャストつきということで心配もしていましたが、「異議あり!」くらいしかほとんど喋らず、操作感も雰囲気もほぼ初期の逆転裁判と同じです。動きが細かく、絵も綺麗になっているのに、最初から最後まで初期の逆転裁判と同じ感覚でプレイできました。逆転5は違和感しかなかったのですが、そういう違和感は一切ありません。逆転らしい、ちょっとくだらなかったり、ちょっと鬱陶しいキャラもたくさん出てきます。

 逆転の続編は検事2かなと思っていましたけど、まさかこんな後継作が生まれるとは思いませんでした。コミカルな演劇を見ているような雰囲気がいいんですよね。あくまで大作ではなく、小さいけどよくできた箱庭みたいな、そういう雰囲気があるのです。映画でなく芝居小屋的な感じです。
 今回、日本を飛び出して大英帝国に飛ぶとか、ホームズが出るなんてことであまり期待していなかったんですけど、海外に行ったり世界的有名人が登場しているにも関わらず、相変わらずのこぢんまり感があって素晴らしいと思いました。生活感があるからなのかな。大筋には関係ない細かいネタが多いからかもしれない。ドラマのトリックが好きなんですけど、似たような楽しさがあります。

 というわけで、私の中では逆転1〜3>大逆転>検事2という感じになりました。EDの雰囲気も良かったなー。EDの後にスタッフロールがあるのですが、ここが楽しいのにちょっとせつないのも良かったです。せつないと言えば、最終話も何かせつなかったなあ。笑わせてくれるのにせつない部分もあるという、この感覚ですよな。逆転に求めているのはこういうことなんですよ。そして殺人事件の犯人だというのに、あのEDですからね。やっぱり舞台を見ているような感覚になります。そういうところが本当に好き。
 それと今回は相棒と二人というより、ホームズとかアイリスとか、パートナーが変わりつつ仲間で戦うという感じでしたが、これも違和感がなかったです。よく考えると逆転もハミちゃんがいたり、ヤハリがいたり、最終的にはイトノコさんやみっちゃんも加わり、チームみたくなりましたもんね。
 検事のバンジークスもいいキャラでした。フレンドリーではないけど変に突っかかってくるわけでもなく、大人な人です。その分個性が弱いといえば弱いかもしれないけど、まだいろいろ謎がありそうですね。アクションが派手なのも見所です。

 霊媒も見抜くもないし、指紋採取やDNA鑑定もない時代だから証拠集めはあんまり面白くないかなーと思っていましたけど、意外とそんなことはありませんでした。正直、不満が全くありません。驚くほど満足してしまった。逆転でこういう感覚、久しぶりだなー。この余韻を大事にしたい。
 DLコンテンツはおまけ的なものなので、本編の補完とかはありませんし、ないならないで全く問題ないようです。ファンディスク的な感じみたいですね。シナリオ販売だったらえげつないと思いますけど、そうでないところも好感が持てる。ゲームが面白いと、人ってこんなに穏やかな気持ちになれるんですね。大逆転は癒し。
 あとこれだけは書かないとなんですけど、ティンピラー兄弟が本当に可愛かった!これってマリオとルイージをイメージしているのかなあ。いちいち動きが可愛かったです。また出てきて欲しい。

 そんな感じで大いに楽しんだ大逆転でしたが、実は二話までやってしばらく休止していたんですよね。あんなに面白かった大逆転だって忙しかったら休止するんだし、一話までやって止まっている逆転5もきっと面白いんだろうと思い、再開したわけですが、全くそんなことはなかったぜ。
 逆転4もわりと楽しんだし、逆転ガチ勢ではないのですが、5はなあ…。正直、話がそこまで面白くなくても、演出とかで楽しませてくれればそれでいいやって考えなんですけど、5は別に話はつまらなくないんです。胡散臭い証人や犯人のアクションは面白いし、ちょいちょい挿入されるアニメも面白いんです。でも指示が行き過ぎているせいで窮屈なんですよなあ。これはいけない。
 例えば

1.オドロキくん、Aさんに質問する
2.A「そういえば犯人は何か持っていたなあ」
3.オドロキくん「何を持っていたか尋ねないと!」(使命感)
4.質問の項目に「持っていたもの」追加

 みたいな感じなのです。これね!次これ!って行き先を全部決められているこの感じ、ツアー旅行が大嫌いだからフリープランでしか旅行できない私にはつらすぎるんですよなあ…。
 他にも、マップの探索で五カ所くらいあやしいところがある場合、三個調べた段階でフラグが立ったらさっさとイベントを起こされて、もう次に行こうって感じになるのです。一応残り二カ所も調べられるのですが、もういいっすわ…という気分になっちゃいますよな。

 もともと逆転1からフラグが立ったら次に進むという形式ですけど、一応全部調べてから進みましたよね。少なくとも、まだ途中なのにって思ったことは今まで一度もなかったです。無駄な会話にこそ逆転の楽しさがあるのに、それを積極的になくしていくスタイルの逆転5とは仲良くなれそうもないです。
 まだ二話なので、最終的には何だかんだ面白かったって思えるかもしれないけど、起動する気にならないからなあ…。6は5と違って面白いらしいので、続いてないみたいだし、もう6をやっちゃおうかなーと考え始めています。
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